ゆずの保存(保管)加工方法⑥~⑩
⑥ゆずピール
ゆずをくし切りにし、皮を剥きます。たっぷりの水にゆずの皮を一晩漬けてアク・苦味を抜きます。翌日皮の白いワタを取り除き、茹でこぼしたら砂糖を入れて煮詰めます。その後、皮を千切りにカットし、オーブンシートを敷いた天板などで乾燥させ、グラニュー糖をまぶしたら完成です。ゆずピールはそのまま食べても、パウンドケーキなどに混ぜてもおいしく食べられます。
⑦ポン酢
ゆずを半分にカットし、果汁を絞ります。絞り汁を茶漉しなどを使ってきれいに濾したら、醤油、鰹節、煮たみりん、昆布に混ぜ冷蔵庫で1日置きます。ふたたび茶漉しで濾したら完成です。少量をサッと作ることも可能ですが、たくさん作る場合は煮沸消毒をした容器に入れれば2カ月ほど保存できます。
⑧乾燥ゆず
ゆずの皮を薄く包丁で剥きます。千切りにしてキッチンペーパーなどの上で自然乾燥をしたり、上記の写真のように果肉ごと輪切りにして日干しにしたりして乾燥させると、長期保存が可能になります。千切りした乾燥ゆずは漬物を漬けるときに入れたり、薬味として使ったりすることができ、大量のゆずを乾燥させると水分が抜けてコンパクトに保管ができるため、おすすめです。
⑨ゆず塩
ゆず塩は、ゆずと塩を漬け込むだけの薬味です。ドレッシングにしたり、冷や奴に乗せたり鍋料理や肉・魚料理にも使えたりします。ペースト状に細かくする、ザク切りしたゆずで作るなど、お好みで変えられるのもポイントです。塩漬けにするため、1年ほど保存できます。
⑩ドレッシング
ゆずドレッシングは、ゆずの果汁(絞り汁)を使ったり、皮と種を除いた果実を丸ごとブレンダーなどで細かくペースト状にして使ったり、お好みでアレンジできます。お酢を入れれば日持ちもするため、大量にゆずがあって用途に困ったとき作ってみるとよいでしょう。
その時食べたいドレッシングを簡単に作れるからおすすめ!丸ごと使えるのも嬉しいわね。
まとめ
日本人にとってゆずは料理、冬至のゆず湯など古くから親しみのある柑橘です。11月ごろになると、ゆずの収穫が始まり、年末になるとゆずを持て余す方も多いのではないでしょうか?適切な保存・加工の仕方を実践することで、ゆずは長期保存が可能です。紹介したはちみつ漬けや砂糖漬けなど簡単に作れるレシピを参考に、無駄なく冬の味覚を楽しみましょう。
鰹や昆布で出汁をとるのが面倒なときは、めんつゆで代用してもおいしく作れるわよ!