はっさく(八朔)の食べ方!上手な皮むき方から保存方法やレシピまで!

はっさく(八朔)の食べ方!上手な皮むき方から保存方法やレシピまで!

はっさくは古くから食べられてきた柑橘類です。しかし皮の剥き方が面倒、美味しい食べ方がわからないなどといった理由から、敬遠されることもあると言われています。今回ははっさくの簡単な皮の剥き方や美味しい食べ方、レシピなどをまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.はっさく(八朔)の概要
  2. 2.はっさくの特徴
  3. 3.美味しいはっさくの選び方
  4. 4.はっさくの保存方法
  5. 5.はっさくの簡単な剥き方
  6. 6.はっさくの美味しい食べ方
  7. 7.はっさくのアレンジレシピ
  8. 8.美味しいアレンジレシピ①ジャム
  9. 9.美味しいアレンジレシピ②ゼリー
  10. 10.美味しいアレンジレシピ③サラダ
  11. 11.美味しいアレンジレシピ④ピール
  12. 12.美味しいアレンジレシピ⑤はちみつ漬け
  13. 13.美味しいアレンジレシピ⑥パウンドケーキ
  14. 14.美味しいアレンジレシピ⑦大福
  15. 15.美味しいアレンジレシピ⑧スムージー
  16. 16.まとめ

はっさく(八朔)の概要

出典:写真AC

はっさく(八朔)は日本原産の柑橘類です。日本国内で栽培が始まったのは江戸時代末期、現在の尾道市因島田熊町の浄土寺で原木が発見されたことがきっかけだったと伝えられています。因島周辺には、古くから「雑柑」と呼ばれる果樹が多く分布していました。雑柑とは、多種類の柑橘類が自然交配を繰り返した結果、生まれた柑橘類を指します。はっさくも雑柑の1つです。

名前の由来

出典:写真AC
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旧暦の八月朔日(8月1日)のころに食べられていた、と伝えられていたことが名前の由来です。旧暦の八月朔日は早稲の穂が実る時期であることから、「田の実の節句」と呼ばれ、恩人に贈り物をする風習が古くからありました。「八朔祭」という行事が行われる地域もあります。実際には、この時期のはっさくはまだ果実が成熟しておらず、食用には適していません。

現在のはっさくは12月~2月に収穫した後、1~2カ月ほど冷暗所で熟成させてから出荷しているよ。

収穫後すぐに出荷せずに熟成させるのは、食べやすくするためです。はっさくは収穫してすぐの状態だと、酸っぱい味が強くて食べにくいんですよね。

はっさくの主な生産地

出典:写真AC
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はっさくは温暖な気候を好むため、主だった生産地も西日本の温暖な地域に集中しています。生産量一位は和歌山県です。全国生産量の約6割~7割を占めます。その他の生産地としては原産地でもある広島県、和歌山県に並ぶ柑橘類の生産地として有名な愛媛県、すだちの生産量一位を誇る徳島県が有名です。

はっさくの特徴

特徴①外皮・薄皮が厚くて剥きにくい

出典:写真AC
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とにかく皮が分厚くて、剥くのに苦労するのが最大の特徴です。外皮も厚いですが、果肉を覆う薄皮も厚いので、外皮だけでなく内部の薄皮も剥かないと食べられません。実ははっさくの全国的な生産量は減少の傾向にあります。その原因の1つが、外皮や薄皮の厚さによる剥きにくさと食べにくさにあると言われているほどです。

特徴②歯ごたえがあり甘酸っぱい

果汁が少なく、つぶつぶの果肉には適度な歯ごたえがあります。そのためサラダの食材に使われることもあります。果肉の色は淡黄色なので、野菜の緑色にもよく映えます。独特の甘酸っぱい味も、よいアクセントになるでしょう。

特徴③甘味と苦味も混じった独特の味

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酸っぱいだけでなく、甘味と苦味もあります。控えめな甘い味と爽やかな酸っぱい味、そしてほろ苦さの絶妙なバランスが、はっさくが古くから愛されてきた理由と言えるでしょう。最近は甘くて柔らかくて、果汁もたっぷりな果実がもてはやされる風潮がありますが、一方ではっさくの独特な風味も見直されています。

甘酸っぱい味やほろ苦さ、香りを活かしてジャムやスイーツなどの加工品によく利用されています。甘酸っぱい味と苦さに、砂糖やシロップの強い甘さがよく合って美味しいですよ。

特徴④香りがよい

柑橘類のはっさくは、とても香りがよいです。皮を風呂の湯に浮かべると、爽やかな香りを楽しめます。柑橘類の香りにはリラックス効果もありますよ。ただし、肌の弱い方や試してみて合わないと感じた方は、使用を控えたほうがよいでしょう。

美味しいはっさくの選び方

出典:写真AC
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皮の色と重さと香りが決め手

まずは外皮とヘタの色を見ましょう。外皮の色は明るいオレンジがかった黄色で茶色い部分がないこと、ヘタの色は緑色であれば合格です。そして手に持って、ずっしりとした重みがある物を選びましょう。重みはぎっしりと実が詰まっている証拠です。さらに香りも確認します。柑橘系独特の爽やかさのなかに、甘さを感じる香りであれば、文句なしに美味しいはっさくですよ。

はっさくの保存方法

出典:写真AC
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日持ちするので保存方法は簡単

果実のなかでは比較的日持ちするほうなので、保存方法はそれほど気を遣うことはありません。冷暗所に置くだけでも2~3週間は日持ちします。ただし乾燥に弱いので、気温が高い、または暖かい部屋しかない場合は、1つずつラップや新聞紙で包むか、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

はっさくの簡単な剥き方

出典:写真AC
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ここからは、はっさくの簡単な剥き方を紹介します。はっさくの外皮や薄皮は厚く、そのまま素手で剥くのは困難です。美味しく食べるためには、簡単な剥き方が必要でしょう。はっさくの剥き方をぜひ覚えて、美味しいはっさくを簡単・手軽に堪能しましょう。

簡単な剥き方①包丁で剥く

包丁を使う簡単な剥き方①

包丁を使う簡単な剥き方です。上下部分を切った後、リンゴの皮をむく要領で白い部分を残さないように剥いていきます。外皮を完全に剥いた後は、残った薄皮を手で剥きます。薄皮は食べても大丈夫ですが、消化はよくないので、不安な方はできるだけ取り除いたほうがよいでしょう。詳しい手順は上の動画をご覧ください。

包丁を使う簡単な剥き方②

包丁で剥く方法その2です。上下を切り落とすところまでは同じですが、その後4つに切り分けて皮を剥いていく点が異なっています。また、果肉についている薄皮部分の処理も、上の動画とは少し異なっているのも特徴です。やり方が少し異なるだけで、どちらも簡単できれいに剥ける方法には変わりありません。好きな方法を選んでくださいね。

簡単な剥き方②市販の皮むき器を利用する

皮むき器を使う簡単な剥き方①ムッキーちゃん

いくら簡単といっても、包丁は苦手という方もいるでしょう。そんな方には便利グッズの利用がおすすめです。上の動画で紹介している「ムッキーちゃん」は、はっさくのように外皮や薄皮が厚くて剥きにくい柑橘類を、簡単に剥くことができます。外皮はもちろん、薄皮の処理にも対応していますよ。はっさくの他、文旦や夏みかんといった、やはり外皮や薄皮が厚くて剥きにくい果実にも使えます。

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皮むき器を使う簡単な剥き方②フルベジ オレンジカッター

フルベジオレンジカッターは、外皮や薄皮が厚くて剥きにくい柑橘類用の皮むき器です。オレンジという名前がついていますが、もちろんはっさくにも使えますよ。フルベジのカッターはシリーズ化されており、他にもキウイ用のキウイカッターや、アボカド用のアボカドカッターがあります。

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続いて、はっさくの美味しい食べ方をご紹介

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はっさくの美味しい食べ方

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