フルーツカービングの学び方
フルーツカービングを始めるための教材はネット上にも多数みつけられますし、書籍も出版されています。またカービング教室に通ってみるのもおすすめです。日本でもカービング教室はみつけれられますし、本場タイでも日本人が通える教室もあるので、旅行の際に学んでみてはいかがでしょうか。
岸本岳大(きしもと たけひろ)さんの作品
今、カービング界で話題を呼んでいるのが、カービングアーティストの岸本岳大(Kishimoto Takehiro)さん。SNSで果物や野菜のカービングの作品をアップされ、海外でもテレビ番組で取り上げたりされているスゴい人です。
岳さんは料理人
繊細なカービング作品を発表する岳さんとは、どんな人物なのでしょう?岳さんの本職は日本料理の料理人で、カービングは独学で技術をマスターされたのだそうです。きっかけはネットで美しいカービングの作品を見てとのこと、さすがは料理人さんですね。
海外でも話題の岳さん
岳さんの繊細なカービングの世界は、アメリカのテレビ番組「Right This Minute」でも放映され、話題になりました。リンゴなど切り口から酸化して変色してしまう時間のことも計算の上、下書きすることもなく、止まることなくナイフを走らせていく様子がアメリカで認められたのです。
岳さんのこだわり
岳さんのカービング作品でのこだわりはとてもシンプル。それは「身近な食材であること」と「見てすぐに何の食材かわかること」です。原型がなくなるほどには彫り込まず、素材の良さをいかす作品が多いのはこのこだわりがあるからなのですね。
岳さんがカービングにかける時間
岳さんがお気に入りの素材は、リンゴ、ブロッコリー、スイカなど、比較的やわらかく持ちやすい素材です。そしてカービングにかける時間はスイカのような大きな作品でも30分~最大2時間程度とのこと。リンゴは時間が経つと酸化して茶色く変色しますし、長時間手に握っていると傷みも早いので素早い作業が求められるのです。
岳さんの作品の行方
岳さんがカービングを施した野菜や果物たちは最終的にどうなってしまうのでしょうか?岳さんが作ったカービング作品は全て胃袋の中に納まってしまうとのこと。SNS上でも彫刻後のポテトがフライになったり、美しいリンゴにナイフをいれるなどの様子が映し出されています。
次のページではブロッコリーカービングをご紹介します。
出典:写真AC