ハトムギの育て方と利用方法！お茶や化粧品など用途多数で大活躍？

葉の緑の色が黄色くなってきたら、肥料が不足してきたサインです。1穴あたり5gの化成肥料を施します。肥料と土を混ぜて株元に土を寄せて軽く押さえておきましょう。

種まきから約130日、茶色く成熟した粒が60～70％ほどになれば収穫適期です。株元で刈り取るか果実を手で摘み取ります。ゴミなどを取り除いてザルなどの上で4～5日天日干しでしっかり乾燥させて保存します。

硬い殻を割って取り除く薄皮に包まれた粒が、さらに、この薄皮をむくと茶色の実が現れます。表面の茶色のぬか層を取り除くと精白粒になります。この脱穀と脱皮は大変な手間と時間のかかる作業です。

ハトムギの主な利用法は雑穀として米などに混ぜ込んで雑穀ご飯として食べる、ハトムギ茶などとして飲用する、化粧品として利用するなどです。ハトムギを上手に活用する方法をご紹介します。

ハトムギ茶と麦茶は同じと誤解されることがおおいのですが、麦茶は大麦の実から作るお茶なのでハトムギ茶とは別物です。どちらもイネ科の植物で香ばしい風味をもちますが、味は異なります。

1. 天日干しした殻付きのハトムギ大さじ5杯程度の殻を砕く
2. フライパンで砕いたハトムギを炒る
3. 香ばしい香りが出たら火をとめて冷ます
4. やかんに600mLの水を入れハトムギを加えて火にかける沸騰したら弱火で10分ほど煎じる

古くからいぼとりの妙薬として知られるハトムギは化粧水ですが、美白効果も高いと人気です。ハトムギエキス配合の化粧水の人気の秘密はたっぷり使えること。しっかりと水分を肌に補給して、その後は肌の質のあわせて保湿を忘れずに。

ハトムギは粘りが強く冷めても硬くなりにくい性質をもち、粉にひいて団子やモチにするのもおいしい食べ方です。ハトムギ粉は小麦粉の替りにフライ衣や団子にするとグルテンフリーの食材として利用ができます。穀物独特の風味があるため使いすぎるとクセがでるので注意しましょう。