ツワブキ(石蕗)とは?花の特徴や食べ方・アク抜きの方法をご紹介!

ツワブキ(石蕗)とは?花の特徴や食べ方・アク抜きの方法をご紹介!

キクのような黄色い花を咲かせるツワブキ(石蕗)は、寒い時期に花が咲くので冬を彩る植物として日本庭園や盆栽に利用されますが、山菜として食べることもできます。そんなツワブキ(石蕗)の旬の時期やアク抜きの方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ツワブキ(石蕗)とは?
  2. 2.ツワブキ(石蕗)の花の特徴
  3. 3.ツワブキ(石蕗)の食べ方
  4. 4.ツワブキ(石蕗)のアク抜きの方法
  5. 5.まとめ

ツワブキ(石蕗)の花の特徴

Photo by chidorian

ツワブキの基本的な特徴がわかったところで、次に花の特徴についてご紹介します。ツワブキに似た紫やピンクの花を咲かせる植物もあるので、その違いについても解説します。

開花期

10月~12月に花が咲く

開花期は10月~12月で、10月頃からキクのような黄色い花を咲かせます。ほかの花が少ない寒い季節に花を咲かせるため、公園などでも冬を彩る花として利用されています。

初冬の季語

ツワブキは寒い季節の花の象徴なので、「石蕗の花(つわのはな)」は初冬をあらわす季語として俳句の世界でも親しまれています。

花言葉

「困難でも負けない」

ツワブキが日陰でも1年中緑の葉をつけているということに由来して、「困難でも負けない」という花言葉がつけられました。

「謙譲」

ツワブキの花はキクに似ていて、日本的で奥ゆかしい花の姿から「謙譲」という花言葉がつけられたといわれています。

「先見の明」

ウメやサクラは春の季節の訪れを知らせる花の象徴として知られていますが、ツワブキはその早春の花よりも早い季節に咲くので「先見の明」という花言葉がつけられました。

「愛よよみがえれ」

ツワブキは日当たりが悪いところでも毎年寒い季節になると花を咲かせることから、「愛よよみがえれ」という花言葉があてられました。また寒い時期でも美しさを変えないこともこの花言葉の由来といわれています。

ツワブキ(石蕗)に似た花

ノコンギク

ツワブキに似た形の花を咲かせるノコンギクという植物がありますが、ノコンギクの花色は紫やピンクです。ツワブキの花色は黄色や白、オレンジで、紫やピンクの花は咲かないので、間違えないようにしましょう。

ツワブキ(石蕗)の食べ方

出典:写真AC

観葉植物や盆栽に利用されるツワブキですが、山菜として食べることもできます。そこで次は、ツワブキの旬の時期やおいしいツワブキの選び方をご紹介します。

旬の時期

旬の時期は3月~4月

ツワブキの収穫は1月頃から始まり、ツワブキがよく成長する3月には収穫がピークを迎えます。3月頃には茎や葉が柔らかく食べやすくなるため、旬の時期も3月になります。

選び方

選び方①綿毛がついているもの

ツワブキは鮮度が落ちやすい山菜です。鮮度のよいツワブキの選び方のポイントは、葉の表面に綿毛がついているものを選ぶことです。旬の時期に出回っているものは葉が若くやわらかいのが特徴で、表面に綿毛がついています。

選び方②緑が濃いもの

おいしいツワブキの選び方は、葉の色でも判断できます。葉の緑が濃く、茎がみずみずしいものを選ぶようにしてください。また切り口が変色しているものは収穫してから時間がたっているので、切り口がきれいなものを選ぶとよいでしょう。

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ツワブキ(石蕗)のアク抜きの方法

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