ツワブキ(石蕗)のアク抜きの方法
ツワブキは有毒物質を含んでいるため、食べる前にはアク抜きが必要です。外側の皮は固くて口に残るので、一度湯通しをして皮をむいてからアク抜きをしましょう。アク抜きの方法は2種類あるので、調理法によって変えてくださいね。
水につける
濃い味付けのとき
煮物や佃煮などしっかりした味付けのときは、ツワブキを3時間~一晩ほど水につけておけばアク抜きができます。
水をかえれば保存可
ツワブキをつけている水を交換すれば、冷蔵庫で数日保存できます。ツワブキがたくさんあるときは皮むきをしたあとに水につけておいて、必要な分だけ調理するようにすれば無駄になりませんよ。
ゆでる
しっかりアク抜きをしたいとき
炒めものなどにするときは、少量の塩を入れた熱湯でゆでてアク抜きをしましょう。ゆで時間は2分くらいでOKです。時間がないときやしっかりアク抜きをしたいときも、ゆでるのがおすすめです。ゆでたあとにさらに水にさらしておくと保存もできますし、臭みやクセもなくなります。
重曹をいれてもよい
ツワブキの色を残したいときは、ゆでるときに重曹をいれるときれいな緑色が残せますよ。佃煮などのときは色が悪くても気になることはありませんが、炒め煮やおひたしなどにするときは緑色を残すために重曹をいれてアク抜きをするのがおすすめです。
まとめ
おいしいツワブキの選び方や旬の時期をご紹介しました。ツワブキは寒い季節に花を咲かせるので観葉植物として利用されますが、山菜として食べることもできます。ツワブキに似た花で紫やピンクの花を咲かせる植物もありますが、こちらは食べられないので注意してください。食べるときはアク抜きをしなければなりませんが、丈夫で育てやすいので家庭菜園にとりいれてみてはどうでしょうか。
出典:写真AC