柑橘系の種類<ミカン属:大きなもの>
みかんには、さまざまなサイズがあります。大きなものや小さなものがありますが、ここでは、果実のサイズが大きな柑橘類を3選紹介します。
①ハッサク
学名 | Citrus hassaku |
分類 | ミカン科ミカン属 |
食べ頃 | 2月~3月 |
原産地 | 日本 |
ハッサクは、日本原産の黄色い色のみかんです。江戸時代末期に原木が見つかったことから、栽培がスタートしました。ハッサクは1つの果物の大きさが300~400gと大きいサイズの柑橘類です。
ハッサクの名前の由来
ハッサクの名前の由来は、旧暦の8月1日(ハッサク)の時期にハッサクが食べられるようになったことから「八朔(ハッサク)」という名前がついたという説があります。しかし、実際に食べられるようになったのは8月1日ではなかったともいわれています。
ハッサクの食べ方
ハッサクは、皮もじょうの膜も厚いため、両方とも剥いて食べるのが一般的です。ハッサクの皮を剥くときは、ナイフを使うのがおすすめです。ハッサクは酸味の強いみかんなので、苦手な人はマーマレードにすると美味しく食べられます。
②夏みかん
学名 | Citrus natsudaidai |
分類 | ミカン科ミカン属 |
食べ頃 | 4月~5月 |
原産地 | 日本 |
夏みかんは、「ナツダイダイ」の名前で知られる柑橘類です。1つの果実が300~500gもある大きいみかん品種です。夏みかんは、前年に実った果実を収穫せずにそのままにしておくと、次の年は次の年で新たに果実が実り、前年と今年の果実が一緒に実る状態になります。そのことから、ナツダイダイと呼ばれるようになりました。
夏みかんの食べ方
夏みかんは、皮とじょうのう膜が厚いため、両方を剥いて食べます。サイズも大きいのでナイフを使って皮を剥きます。また、実ったばかりの夏みかんは、酸味が強すぎるため食べられません。そのため、貯蔵させておくか翌年まで収穫せずに実らせて、春に収穫します。酸味が苦手な人はマーマレードにすると美味しく食べられますよ。
③アマナツ
学名 | Citrus natsudaidai |
分類 | ミカン科ミカン属 |
食べ頃 | 3月~5月 |
原産地 | 日本 |
アマナツは、正式名称が「ナツノカワダイダイ」と呼ばれる夏みかんの代わり種で、違いは、アマナツの方が酸味が抜けるこがはやいというところです。果実の大きさが300~500gと、大きく、1月に黄色く熟します。
アナマツの食べ方
アマナツは、皮とじょうのう膜が厚く、手では剥きにくいです。大きいので皮を剥くときはナイフを使って剥きます。1月に黄色く熟しますが、酸味を抜くために倉庫で貯蔵してから食べるので、美味しく食べられるようになるのは春になってからです。