柑橘系とは?代表的な柑橘系フルーツ16種類とその特徴や食べ方をご紹介!

柑橘系とは?代表的な柑橘系フルーツ16種類とその特徴や食べ方をご紹介!

柑橘系は果物の一種です。柑橘系は黄色い色やオレンジ色、サイズも大きなものや小さなものさまざまです。今回の記事では、16種類の柑橘系の果物の特徴と食べ方をご紹介します。ぜひ、柑橘系の果物を食べるときの参考にしてくださいね。

記事の目次

  1. 1.柑橘系とは?
  2. 2.柑橘系の種類<ミカン属:大きなもの>
  3. 3.柑橘系の種類<ミカン属:小さいもの>
  4. 4.柑橘系の種類<ミカン属:形が丸くないもの>
  5. 5.柑橘系の種類<ミカン属:原産地が日本以外>
  6. 6.柑橘系の種類<ミカン属:酢ミカン系>
  7. 7.柑橘系の種類<キンカン属>
  8. 8.まとめ

柑橘系の種類<ミカン属:原産地が日本以外>

Photo bymoiranazzari

柑橘類には、原産地が日本のものだけではなく、海外のものもあります。ここでは、大きなものや小さいに関わらず、原産地が日本ではないものを4選紹介します。

①ダイダイ

学名 Citrus aurantium
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 1月~2月
原産地 インド、ヒマラヤ

ダイダイは、お正月に鏡餅の上に飾られるみかんです。オレンジ色のみかんの品種であり、大きさは250~300gほどあります。果実は冬に熟しますが、春になっても収穫せずにいると、そのまま2~3年は落ちずに木についていることから「代々」と呼ばれるようになりました。また、春まで収穫せずに実らせていたダイダイは、一度緑色に戻ることが知られています。その後、冬に再びオレンジ色になります。

ダイダイの食べ方

ダイダイは、お正月用飾りに使われるため、収穫のピークは12月ですが、その頃は果汁が酸っぱすぎて食べられません。1月~2月から甘くなりますが、生食には向いていません。おすすめはポン酢やサワーへの活用です。果皮は、マーマレードにすると美味しく食べられます。

②ネーブルオレンジ

学名 Citrus sinensis
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 1月~4月(カルフォルニア産)、7月~9月(オーストラリア産)
原産地 ベネズエラ

ネーブルオレンジは、オレンジの品種の1つであり、冬~春にかけて流通しています。ネーブルオレンジは、種がほとんどないという特徴もあります。果実の重さは200~250gとダイダイより小さなサイズです。ネーブルオレンジの一番の特徴は、お尻の部分がへこんでいることです。そのため、他の柑橘類の果実と簡単に見分けられます。

ネーブルオレンジの食べ方

めーぶるオレンジの皮は剥きやすいので、手で剥くことも可能です。しかし、サイズが大きいのでナイフを使い、皮を付けたままカットして食べるのが一般的です。ネーブルオレンジは果汁がたくさん含まれているので、ジュースにするのにも適しています。食べ終わった皮は、マーマレードにもできます。

③ポンカン

学名 Citrus reticulata
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 1月~2月
原産地 インド

ポンカンは、丸い形をしていますが頭が少し突き出ていて、お尻がへこんでいるものが多いです。重さは、120~150gと小さいサイズです。ポンカンの「ポン」は見た目からきているものではなく、インドの地名にちなんでつけられたものです。

ポンカンの食べ方

ポンカンはサイズも小さいので手で簡単に剥けます。とてもまろやかさがあり、じょうのう膜も一緒に食べられますよ。しかし、じょうのう膜も剥き、果肉のみで食べたほうが、ポンカンをより一層美味しく食べられます。違いを試してみてはいかがでしょうか。

④グレープフルーツ

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学名 Citrus × paradisi
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 4月~5月(フロリダ産)
原産地 西インド諸島

グレープフルーツは、房になって果実が実る姿がブドウに似ているため「グレープフルーツ」という名前が付けられました。グレープフルーツは果肉の色で主に3種類に分けられます。種類が分かれても、サイズに変わりはなくグレープフルーツは300gと大きい柑橘類に分類されます。

グレープフルーツの食べ方

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グレープフルーツは皮が薄いですが、じょうのう膜と一体化しています。そのため、手で剥くことは難しいです。サイズが大きいのでナイフで半分にカットして、果肉だけをスプーンで食べるという食べ方が一般的です。

柑橘系の種類<ミカン属:酢ミカン系>

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柑橘類には、薬味として利用される酢ミカンというものがあります。酢ミカンはサイズが大きなものはあまりなく、小さなものが多いです。ここでは、酢ミカンを4選紹介します。

①スダチ

Photo by Kanko*

学名 Citrus sudachi
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 8月~10月
原産地 日本(徳島県)

スダチは、酢みかんと呼ばれる一種で、徳島県原産の柑橘類の果物です。スダチは小さいサイズで40gほどしかありません。また、一般的に出回っているスダチは、緑色をしていますが、これは熟す前に収穫しているからです。熟してからは他の柑橘類と同様黄色い色やオレンジ色になります。

スダチの食べ方

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スダチは、そのまま食べるのではなく、絞ったり、すりおろしたりして利用します。また、スダチを切るときは房を横にして切る、絞るときは、果皮を下側にして絞ることでたくさんの果汁が絞れます。

②カボス

学名 Citrus sphaerocarpa
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 8月~10月
原産地 ヒマラヤ地方

カボスはまだ熟していない緑色のうちに収穫します。熟すと他のみかん同様黄色い色やオレンジ色になります。同じ酢ミカンのスダチと混同されることが多いですが、大きさも見た目も若干異なり、スダチの方が小さな柑橘類です。カボスは果実の重さが100~150gあるので、柑橘類の中ではサイズは小さいですがスダチよりは大きいです。

カボスの食べ方

カボスは、薬味としての利用や、果汁を使った利用が多いです。サイズも小さいので手で絞れます。カボスは4つにカットし、断面を上に向けるとうまく絞れます。

③ユズ

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学名 Citrus junos
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 11月~1月
原産地 中国

ユズは、酢ミカンの一種で原産地が中国の柑橘類です。日本でも古くから栽培が始まっており、海外では「ユズ」の名前で知られています。ユズは、重さ100gとレモンよりも小さなサイズです。

ユズの食べ方

ユズは、酸味が強いのでそのまま食べるということはほぼありません。すり下ろしたり、果汁を絞ったりして薬味として使われることが多いです。果汁はチューハイや、ワインなどにも利用されています。

④レモン

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学名 Citrus limon
分類 ミカン科ミカン属
食べ頃 11月~4月
原産地 ヒマラヤ東部

レモンは酢ミカンの一種です。ビタミンCが豊富ですが、糖度があまりなく、非常にすっぱい柑橘類です。果実の重さは150~180gと小さいです。レモンはヒマヤラ東部原産の柑橘類で、日本に伝わったのは明治時代とされています。

レモンの食べ方

Photo byJillWellington

レモンは皮、じょうのう膜、果肉、すべて食べられます。しかし、レモンはとてもすっぱいため、そのまま丸かじりすることはほとんどありません。薄くスライスしたものを食べたり、皮をマーマレードに利用したりすることが多いです。レモンは、果実だけではなく葉も調味料として利用できます。

最後のページは、キンカンについて紹介します!

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柑橘系の種類<キンカン属>

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