メコノプシス・ベトニキフォリアの育て方
メコノプシス・ベトニキフォリアは、こぼれ種で発芽するほどたくましい植物です。種はインターネットで購入するのが便利ですよ。しかし、種をまいてから開花するまで2年以上かかるといわれているため、栽培には苗の植え付けがおすすめです。それでは、苗の植え付け方など、栽培方法を見ていきましょう。
育て方①苗の植え付け・用土
地植えの場合は、植え付ける場所が酸性になるように酸度を調整しておきます。赤玉土と腐葉土を6:4で配合して、水はけと水持ちのよい用土を用意してください。深く根を張る性質を持っているので、やや深めに苗を植え付けましょう。
鉢植えの場合
鉢植えの場合は、6号程度の大きさから栽培をスタートします。鉢底ネットと軽石をいれたら、地植えと同様、水はけと水持ちのよい用土を用意してください。草花用の土に、鹿沼土を混ぜ合わせるのもよいですね。この場合は、7:3で混ぜ合わせましょう。
植え替えは必要?
地植えの場合は植え替えは必要ありませんが、鉢植えは2~3年に1度植え替えを行います。吸水力が落ちてきた頃が、植え替えのサインです。根を傷つけないように気をつけて抜き取り、新しい用土に入れ替えてください。
ボタ爺
植え付け、植え替えともに晩秋から冬の間に済ませておくと、失敗が少ないよ。
育て方②日当たり
メコノプシス・ベトニキフォリアの栽培には、風がよく通る日陰がおすすめです。日当たりが良すぎると、葉焼けや枯れる原因になります。屋外で栽培する場合は、日のあたり方に注意しましょう。室内で栽培する場合は、窓際に鉢を置きます。この時、レースのカーテンをしめるなどして、日陰を作る工夫をしてください。
ボタ爺
続いて、水やりの方法や手入れの方法を見てみるぞ。
育て方③水やり
地植えの場合は、植え付けてからしばらくは水やりをします。しっかり根づいたら水やりの必要はありませんが、夏越しをする場合は、水切れに気をつけましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりをしてください。
育て方④肥料
肥料は、冬を迎える前に施します。無機質の肥料か、液体タイプの肥料がおすすめです。無機質の肥料を施す場合は、一握り程度を株元に1回施します。液体タイプの場合は、2週間に1度を目安にするとよいでしょう。肥料の施しすぎは、根を傷める原因になってしまいますので、気をつけてください。
育て方⑤剪定
メコノプシス・ベトニキフォリアは、花が枯れる前に剪定を行います。剪定を行うことで株が弱るのを防ぎ、次の花が咲きやすくなります。冬を越すためにも大切な作業なので、忘れずに剪定を行いましょう。
剪定で摘み取った花は、アレンジメントにして楽しめるのよ。
育て方⑥株分け
メコノプシス・ベトニキフォリアの株が大きく成長してきたら、株分けに挑戦してみましょう。根を傷めないように気をつけて、根元を分けてください。株分け後は、植え付け同様の用土に植えて、日陰など涼しい場所で管理します。株分けは花が咲いた頃に行うとよいですよ。
まとめ
メコノプシス・ベトニキフォリアは、病気や害虫の被害が少なく栽培しやすい植物です。夏越しや日当たりの管理がやや難しく上級者向けといわれていますが、青い花は一見の価値があります。ぜひ、栽培に挑戦してみてくださいね。
出展:写真AC