メコノプシス・ベトニキフォリアの育て方!最適な植え付け場所は?

メコノプシス・ベトニキフォリアの育て方!最適な植え付け場所は?

メコノプシス・ベトニキフォリアは、ヒマラヤに咲く植物です。耐寒性はありますが暑さにめっぽう弱く、日本では見かける機会が少ないため、幻の花ともいわれています。この記事では、メコノプシス・ベトニキフォリアについて紹介します。栽培の参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.メコノプシス・ベトニキフォリアはどんな花?
  2. 2.栽培で気をつけること
  3. 3.メコノプシス・ベトニキフォリアの育て方
  4. 4.まとめ

メコノプシス・ベトニキフォリアはどんな花?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

青い花びらが印象的なメコノプシス・ベトニキフォリアは、ケシの花の仲間です。ケシの花は道端で咲く姿が見られますが、メコノプシス・ベトニキフォリアは高山植物で、街中ではめったに見られません。今回は、珍しい植物メコノプシス・ベトニキフォリアの栽培に挑戦してみませんか。はじめに、どのような植物なのか特徴を見てみましょう。

メコノプシス・ベトニキフォリアの基本情報

科目 ケシ科メコノプシス属
原産地 中央アジア
開花時期 6~7月
耐暑性 弱い
耐寒性 強い
英語名 Himalayan blue poppy

原産地はヒマラヤ地帯

Photo by12019

メコノプシス・ベトニキフォリアは、ヒマラヤの高地に生息しています。ヨーロッパにも生息していますが、西側のごく涼しい場所にしか咲いていません。園芸品種としては10種類以上出回っています。しかし、高温多湿の環境が苦手で、日本においては栽培に適した環境が少ないのが現状です。

原産地が由来の「ヒマラヤの青いケシ」という別名があるのよ。

メコノプシス・ベトニキフォリアの特徴

メコノプシス・ベトニキフォリアの花は、自然界では珍しい青い色をしています。開花時期は6~7月頃です。茎や葉は産毛で覆われており、種類によってはトゲのように固い毛が生えているものや、青以外にも白や黄色などの花を咲かせるものがあります。

メコノプシスの種類

メコノプシス・ベトニキフォリアの仲間はヒマラヤ地方に多く分布しており、50種類近くあるといわれています。その多くは多年草として扱われ、毎年同じ時期に花を咲かせます。その中でも園芸におすすめの品種を4つ紹介します。それぞれの特徴を見てみましょう。

ホリドゥラ

ホリドゥラは、ブータン王国の国花として扱われており、幻の花ともいわれています。ヒマラヤのさらに標高が高い所にしか咲いていないためです。全体が毛で覆われており、サボテンのような姿をしています。

カンブリカ

カンブリカは、メコノプシスの中で、唯一ヨーロッパに生息している種類です。アイルランドなどごく一部の場所にしか咲いていません。5月頃にオレンジまたは黄色の花を咲かせます。やや耐暑性が強いため、栽培しやすい種類といえるでしょう。

プニケア

プニケアは中国の西側に多く生息している種類です。耐暑性がやや強く、6~9月まで長く花を楽しめるという特徴があります。メコノプシスの種類の中でも、鮮やかな赤色が珍しいため、青いメコノプシス以外を育てたい人にもおすすめです。

グランディス

グランディスは、種類の中でも花が大きく、ベトニキフォリアよりも見ごたえがあります。栽培しやすく、園芸品種として多く出回っています。栽培環境によって、紫や濃青など花色が変わるのも魅力的です。

花言葉

Photo by5598375

メコノプシス・ベトニキフォリアの花言葉は「底知れぬ魅力」「神秘的」です。この花言葉は、平地では見られない場所に咲いていることと、自然界では珍しい美しい青い花が由来とされています。

ボタ爺

ボタ爺

次ページからは、栽培にあたって気をつける点を見てみようかの。

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栽培で気をつけること

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