ブルーベリーの剪定を図解で解説!季節別に剪定のポイントを紹介!

ブルーベリーの剪定を図解で解説!季節別に剪定のポイントを紹介!

ブルーベリーは、鉢植えでも栽培が楽しめます。しかし、「剪定の仕方がわからない」「剪定に失敗してしまった」という人もいるのではないでしょうか。ブルーベリーの栽培に、剪定は欠かせません。今回は、ブルーベリーの剪定方法を図解で紹介します。

記事の目次

  1. 1.ブルーベリーについて
  2. 2.ブルーベリーの剪定ポイント
  3. 3.ブルーベリーの剪定に挑戦してみよう
  4. 4.剪定した枝の利用方法
  5. 5.まとめ

ブルーベリーの剪定に挑戦してみよう

Photo byPublicDomainPictures

それでは、ブルーベリーの剪定を図解で見てみましょう。ブルーベリーの苗木は1~2年生のものは青々としていますが、経年とともに木化していきます。ブルーベリーの木の状態や品種が違っていても、剪定の方法は同じです。ぜひ、参考にしてみてください。

このブルーベリーを剪定します!

このブルーベリーは、鉢植えをはじめたばかりの2年生の苗木です。今回は、このブルーベリーを実際に剪定していきます。
出展:筆者作成

紹介するブルーベリーは、5月下旬に剪定を行いました。冬剪定も切る方法は同じなので、参考にしてみてください。

シュートの切り方

赤い矢印の枝が、シュートです。夏冬ともに、このような枝は切り落としてしまいます。
出展:筆者作成

根元をはさみでカット

取り除く場合は根元から切り落としますが、新しい枝として育てる場合は、先端から1/4ほどのところを切り落としましょう。
出展:筆者作成

摘心のやり方

摘心は、赤い矢印のように主軸枝の脇から飛び出している枝を切り取ります。細くてヒョロヒョロしている枝も切り取りましょう。
出展:筆者作成

先端から1/3を目安にカット

主軸枝から飛び出しているような枝は、先端から1/3ほどの位置を切ります。根元から切ってしまうと、花芽のつきに影響するので切り方に気をつけましょう。
出展:筆者作成

主軸も摘心が必要

栽培から2~3年経過したブルーベリーは、枝をリフレッシュさせるために主軸を切ります。主軸の摘心は赤い矢印のように、根元部分を切りましょう。
出展:筆者作成

間引きのやり方

間引きは、赤い矢印の箇所のように枯れていたり、細く元気がなかったりする枝を切り取ります。また、風通しが悪いと株が蒸れてしまうため、枝が多すぎると感じた場合も間引きをしてください。
出展:筆者作成

剪定完了

だいぶコンパクトになりました。夏は大きな剪定はせず、冬にしっかり剪定をするのがおすすめです。
出展:筆者作成

どの枝を切ったらいいのかわからなくて、迷ってしまったわ。

ボタ爺

ボタ爺

迷ったときは、夏剪定はやめて冬剪定のみ行うのもいいよ。冬は枝の形が見えるから、不要な部分が見つけやすいんだよ。

剪定した枝の利用方法

Photo byJillWellington

剪定で切り取った枝は、挿し木できます。剪定した枝の中から元気なものを選び、ブルーベリーの培養土か挿し木用の土にさして管理してください。ブルーベリーの挿し木に失敗しないためにも、挿し木の方法と注意点をおさえておきましょう。

挿し木の方法

Photo bycongerdesign

用意するもの

  • 植木鉢
  • 剪定はさみ
  • 鉢底石
  • 培養土
  • ピートモス
  • バケツ(なくても可)

バケツは切った枝や、ピートモスをつけておくのに使います。栓をしたシンクや適当な容器があれば、バケツを用意する必要はありません。

手順

  1. 枝の長さが10cm程度になるように切り、さらに切り口は斜めに切ります。
  2. 花芽も切ります。
  3. 切り口を水につけておきます。
  4. ピートモスを水につけておきます。
  5. 植木鉢に鉢底石を敷き、ピートモスと培養土を5:5入れます。
  6. 葉芽が2つ隠れるくらいの深さに挿し木をします。

管理のポイント

夏に挿し木に挑戦する場合は、高温多湿にならないように気をつけてください。根が張るまで室内で管理するのもおすすめです。初心者には手入れの手間が少ない冬の挿し木がよいですよ。

まとめ

Photo byHeidelbergerin

今回はブルーベリーの剪定方法を図解で紹介しました。ブルーベリーは、草丈が低く鉢植え栽培も可能なので、狭い場所で果樹を楽しみたい人にもおすすめの植物です。季節にあった剪定をして、おいしい果実の収穫を楽しみましょう。

ぺぺ
ライター

ぺぺ

ズボラ人間ですが、子育ての傍ら趣味でもあるガーデニングやDIYを楽しんでいます。日々、子どもと植物の成長を見守っています。

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