10月3日の誕生花は何?特徴・花言葉や誕生石に記念日もご紹介!

10月3日の誕生花は何?特徴・花言葉や誕生石に記念日もご紹介!

10月3日の誕生花は「ミセバヤ」です。ユニークな名前の由来や花言葉といった特徴と、育て方について見ていきましょう。そのほかの誕生花や誕生石、この日に生まれた有名人など、10月3日にゆかりのあるものもあわせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.10月3日の誕生花は?
  2. 2.ミセバヤの特徴3選
  3. 3.ミセバヤの育て方
  4. 4.10月3日の誕生花(ミセバヤ以外)
  5. 5.10月3日にゆかりのあるもの
  6. 6.まとめ

10月3日の誕生花は?

10月3日の誕生花は「ミセバヤ」

日本で古くから親しまれている多年草、ミセバヤが10月3日(10/3)の誕生花です。日本各地で野生化していましたが、現在でも自生している場所は少なく、香川県小豆島が唯一の自生地といわれています。肉厚な葉とやわらかなピンク色の花が魅力的で、人気の高い観葉植物のひとつですよ。10月の開花時期には、葉の紅葉も楽しめます。

名前 ミセバヤ
別名 タマノオ(玉緒)
園芸分類・形態 多肉植物、観葉植物・多年草
原産地 日本
開花の時期 10月~11月
花の色 ピンク
暑さ / 寒さ 強い / 強い
特徴 落葉性、紅葉する

ミセバヤの特徴3選

出典:写真AC

まずはミセバヤの特徴について解説しましょう。印象的な花名や優しい雰囲気の花言葉は、遠くにいる恩師に思いを馳せた江戸時代の法師の行動が由来となっていますよ。素敵な花言葉にくわえ、多肉植物・観葉植物としても人気が高いので、ギフトとして贈るのもおすすめです。肉厚の葉、可憐な花、そしてあざやかな紅葉と、季節の移り変わりとともに観賞ポイントが変わるのも見応えがありますね。

特徴①名前の由来は「手紙」

ミセバヤという名前は、江戸時代の逸話にちなんでつけられた名前です。あるとき、高野山の法師がこの花を見つけ、その美しさに感激しました。そして歌の師匠である冷泉為久に、「君に見せばや」と書いた手紙を添えて、ミセバヤの花を贈ります。この「見せばや(見せたいものです)」という一文から、ミセバヤという名前が定着したといわれていますよ。

特徴②花名に関連した花言葉

ミセバヤの花言葉は「大切なあなた」です。離れた場所に住む恩師に「ぜひ見せてあげたい」とミセバヤの花を贈ったという江戸時代の逸話にちなんだ、相手への思いやりを感じる花言葉ですね。また、繊細で美しい花姿から、「つつましさ」という花言葉もありますよ。

特徴③ギフトは鉢植えが人気

ミセバヤをギフトとして贈るなら、鉢植えがおすすめです。暑さや寒さ、乾燥に強く、手入れもあまり難しくないので、どんな相手にも安心して贈れますよ。ぷっくりと膨らんだ葉も観葉植物として人気で、開花期以外も見応えがあります。植物の手入れが得意な人に贈るなら、普通の鉢とは違う目線で楽しめる、ハンギングバスケットも素敵ですよ。

ミセバヤの育て方

出典:写真AC

続いてはミセバヤの育て方です。ミセバヤは日本を原産とする植物なので、日本の気候で育てることもそれほど難しくありません。基本的なポイントさえ押さえれば、初心者ガーデナーでも問題なく花を咲かせられますよ。水やりや肥料、植え付けなど、順番にくわしく解説していきましょう。

育て方①栽培環境

ミセバヤは日当たりと風通しのいい場所を好みます。成長するにつれ茎が垂れ下がるので、高さのある鉢やバスケット、吊り鉢などに仕立てても趣がありますよ。暑さにも寒さにも強く、育てやすい植物です。用土は市販されている山野草用培養土や、鹿沼土と赤玉土、軽石を配合したものを使うといいでしょう。

育て方②水やり・肥料

ミセバヤは1日1回の水やりで十分です。乾燥にも強いので、庭植えで雨の多い時期であれば水やりはしなくても構いません。肥料は植え付けの際、緩効性化成肥料を施す以外は不要です。ただし古い株になるにつれて栄養不足になっていくため、特に鉢植えで育てる場合は、春と秋に月2回のペースで液体肥料を与えるといいでしょう。

育て方③植え付け・植え替え

ミセバヤの植え付けは3月下旬~4月いっぱいが適期です。株よりも少し大きな鉢に植え付けましょう。根付くまでの1週間ほどは日陰で管理して、安定してから日当たりに移すといいですよ。庭植えの場合も、成長したときのことを見越してゆとりを持って植え付けましょう。成長が旺盛なので、2年に1回は植え替えます。時期は植え付けと同じく、3月下旬~4月下旬が適期です。

10月3日の誕生花(ミセバヤ以外)

Photo bygsibergerin

10月3日の誕生花は、ミセバヤ以外にもいくつかあります。ここではその中から「カエデ」と「リンドウ」をピックアップして、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも日本で古くから親しまれている、色あざやかな草花ですね。ちなみにそのほかの誕生花は、シオンやランタナ、ヒャクニチソウなどがあります。

10月3日の誕生花①カエデ

カエデとは、カエデ属の木の総称です。日本で代表とされるのはイロハモミジで、ほかにイタヤカエデやサトウカエデなどもあります。サトウカエデは、メープルシロップの材料としても有名ですね。これらの魅力はなんといっても秋~冬の紅葉で、花言葉の「美しい変化」も、緑、黄色、オレンジに赤と、季節の移り変わりとともに葉の色を美しく変化させていくことにちなんでいますよ。

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10月3日の誕生花②リンドウ

リンドウ(竜胆)は日本を原産とする多年草です。朝晩の涼しさが増す9月ごろから開花が始まり、野山でぽつぽつと青い花が見られるようになります。古くから根が漢方薬として用いられていることから、「勝利」「正義感」「あなたの悲しみに寄り添う」といった花言葉がつけられました。すっきりとした色合いが美しく、敬老の日のギフトにもよく使われる花ですよ。

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リンドウは、敬老の日に贈られる花として知られ、花言葉や品種が多くあります。青色や白色など色味が豊富ですが、なかでも紫色のリンドウは高貴な色として昔から大事にされてきました。リンドウの色別の花言葉や開花時期などをご紹介します。

10月3日にゆかりのあるもの

Photo byPexels

最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、10月3日にゆかりのあるものをご紹介します。誕生石は宝石の代表格、「ダイヤモンド」が登場しました。キラキラと輝くダイヤモンドの指輪は、今も昔もプロポーズの定番ですね。実験で確認が取れている中では、「最も硬い天然の物質」であるとされていますよ。

10月3日の誕生石

10月3日の誕生石は「ダイヤモンド」。言わずと知れた宝石の王様ですね。硬度が非常に高いことから、ギリシャ語の「adamas:征服されざるもの」が名前の語源となっています。無色透明のものが一般的ですが、イエローやブラウン、ピンクといった色をしたものもありますよ。永遠の愛を象徴する石として、女性へのギフトにも人気です。ちなみに婚約指輪に使われたのは、ビクトリア王朝時代が最初とされています。

10月3日生まれの有名人

10月3日生まれの有名人(星座はてんびん座)は、以下のような人々です。フランス人のルイ・アラゴンは詩人であるとともに、小説家、文芸評論家としても活躍しました。ナチス・ドイツの占領下でも屈さず書籍の出版を続けた、「レジスタンス(抵抗)の詩人」としても知られていますよ。

・ルイ・アラゴン(フランスの詩人)
・田口ランディさん(小説家、エッセイスト)
・石田ゆり子さん(女優)

10月3日の出来事・記念日

登山の日

10月3日は「登山の日」です。10(と)3(ざん)で「登山」の語呂合わせになることにちなんで、日本アルパイン・ガイド協会が1992年に制定しました。秋のさわやかな風を受けながらのハイキングは、とても清々しい気持ちになりますね。ちなみに8月11日にも「山の日」がありますが、こちらとの関連はありません。

ドイツ統一の日

10月3日は、ドイツ統一の日でもあります。1990年、東西ドイツが45年ぶりに統一され、現在の「ドイツ連邦共和国」となりました。冷戦によって作られた「ベルリンの壁」が壊されてから、わずか11ヶ月後のことです。壊された壁の破片はおみやげとして、観光客に販売されたこともあるそうですよ。

まとめ

出典:写真AC

10月3日の誕生花、ミセバヤについてご紹介しました。やわらかなピンク色が清楚な印象のミセバヤは、名前のとおり「見せばや(見せたい)」と思う美しさですね。丈夫でよく増える植物で、花だけでなく葉の紅葉も楽しめるため、秋~冬の花壇をにぎやかにすることにも一役買ってくれますよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

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