3月18日の誕生花は?
3月18日の誕生花は「ハナミズキ」
あざやかなピンクや白の花で街を彩るハナミズキが、3月18日(3/18)の誕生花です。日本には大正4年に、アメリカ・ワシントン市の親日家から送られてきました。鑑賞期間が長く、秋の紅葉や赤く熟した果実も楽しめます。くわえて樹形も自然に整うことから、街路樹や公園木、個人宅のシンボルツリーなどに広く利用される花木です。
名前 | ハナミズキ(花水木) |
別名 | アメリカヤマボウシ |
園芸分類・形態 | 花木・高木 |
原産地 | 北米東部からメキシコ北東部 |
開花の時期 | 4月~5月 |
花の色 | 赤、白、ピンク |
暑さ / 寒さ | やや弱い / やや弱い |
特徴 | 鑑賞期間が長い、紅葉する |
ハナミズキの特徴3選
特徴①同じ科の花にちなんだ名前
ハナミズキ(花水木)という名前は、ミズキの仲間であることと、花が目立つことにちなんでいます。また「アメリカヤマボウシ」という別名も、近縁種のヤマボウシに似ていることが由来です。英名で「Dogwood:犬の木」と呼ばれるのは、ハナミズキの樹皮を煮たものが犬の皮膚病治療に使われたことが理由だといわれていますよ。
特徴②ギフトにぴったりの花言葉
ハナミズキの花言葉は「華やかな恋」「私の気持ちを受けてください」です。大切な人に贈るのにふさわしい、素敵なメッセージですね。ギフトはアレンジメントや鉢植えなどに仕立てると、すらりとした枝の美しさを活かせます。またひらひらと軽やかな花を束ねたブーケも、とても春らしい色合いです。ピンクと白では雰囲気がガラリと変わるので、相手に似合う色を選びたいですね。
特徴③「返礼の木」とも呼ばれる
ハナミズキはもともと、アメリカを代表する花木です。日本には1915年に、ワシントン市から白いハナミズキが贈られたことで伝わりました。これは3年前の1912年に、日本が贈ったサクラの苗へのお返しです。このエピソードにちなんで、ハナミズキは「返礼の木」とも呼ばれるようになりました。「私の気持ちを受けてください」という花言葉も、この話にちなんだものですよ。
ハナミズキの育て方
育て方①栽培環境
ハナミズキの栽培には、日がよく当たるやや乾燥した場所が適しています。幹に西日が当たらないところを選びましょう。土壌は通気性と水はけがよく、肥よくな土がおすすめですよ。樹形は早期に安定するため、基本的には剪定や整枝もする必要がありません。不要な枝を切りたい場合には、12月~3月に分枝点から間引くようにしてください。開花後の7月ごろまでであれば、軽い剪定は可能です。
育て方②水やり・肥料
ハナミズキを庭植えで育てる場合、基本的には水やりは不要です。自然に降る雨に任せ、極端に乾燥したときだけ水を与えましょう。鉢植えの場合は夏に水やりをします。時間帯はまいた水が温まらない、午前中の早いうちが適切です。肥料は庭植え・鉢植えいずれの場合も、開花後に化成肥料をお礼肥として施します。
育て方③植え付け・植え替え
ハナミズキは、水はけのよい用土を好みます。市販されている花木用の培養土を使うと便利ですよ。赤玉土と腐葉土を配合したものでもよく育ちます。庭への植え付けは12月~3月が適期です。事前に腐葉土をはじめとした有機物を混ぜ込んでおきましょう。鉢植えは根詰まりの防止や株のリフレッシュのため、2年に1回は植え替えます。こちらも適期は12月~3月です。
3月18日の誕生花(ハナミズキ以外)
3月18日の誕生花は、ハナミズキだけではありません。ここではその中から、白い花と濃緑の葉のコントラストが美しい「クチナシ」と、繊細な花姿でフラワーギフトに大活躍の「カスミソウ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。どちらも純白の花が清楚な雰囲気の、とても素敵な花ですよ。ちなみに「フロックス」や「ユキヤナギ」「アスパラガス」も今日の誕生花です。
3月18日の誕生花①クチナシ
クチナシ(梔子)は純白の花びらと甘い香りがロマンティックな花です。開花期が6月~7月とちょうどジューンブライドにかかることから、花嫁のブーケにも人気があります。もちろんアレンジメントや鉢植えでのギフトも、とても素敵でおすすめですよ。花言葉の「私はとてもしあわせです」も、大切な人に贈るメッセージとしてぴったりですね。乾燥させた果実は黄色の着色料として知られ、栗や和菓子、たくあんなどを染めるのに使われます。
3月18日の誕生花②カスミソウ
ブーケやアレンジメントなどフラワーギフトの名脇役として知られるカスミソウ(霞草)も、3月18日の誕生花のひとつです。ふわふわとした小花が可憐な印象を与えます。どのような花とも相性がよく、ゴージャスなアレンジメントにな仕上がります。また、カスミソウだけで仕立てたブーケは、カスミソウにしか出せないイノセントな美しさで素敵ですよ。花言葉は「切なる喜び」「清らかな恋」です。
3月18日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、3月18日にゆかりのあるものをご紹介しましょう。今日が誕生日の竹下佳江さんは、全日本代表としても活躍した元プロバレーボール選手です。2012年に行われたロンドンオリンピックでは、159cmと小柄ながら正セッターとしてチームをけん引し、ロサンゼルスオリンピック以来28年ぶりとなる銅メダルの獲得に大きく貢献しました。
3月18日の誕生石
3月18日の誕生石は「エマイユ」です。「七宝(しっぽう)」という名前でも知られます。7つの宝石をちりばめたような美しさが魅力の宝石で、パワーストーンとしても人気です。ブレスレットやイヤリングなど、アクセサリーにもよく使われますね。上品な風合いは年代を選ばず、女性へのギフトにもおすすめのストーンですよ。
3月18日生まれの有名人
3月18日生まれ(星座はうお座)の有名人には、以下のような人々がいます。リュック・ベッソンは、フランス人の映画監督・脚本家・映画プロデューサーです。「レオン」の監督や、「トランスポーター」シリーズの制作などでよく知られていますね。
- フレデリック・ウィレム・デクラーク(南アフリカの元大統領)
- リュック・ベッソン(フランスの映画監督)
- 竹下佳江さん(元バレーボール選手)
3月18日の出来事・記念日
精霊の日
3月18日は「精霊(しょうりょう)の日」です。柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、和泉式部(いずみしきぶ)、小野小町(おののこまち)という偉大な3人の忌日が、いずれもこの日であると伝えられていることにちなみます。3人とも百人一首に歌が選ばれている、非常に有名な歌人ですね。ちなみに精霊(しょうりょう)とは、「故人の霊や魂」という意味です。
ハナミズキはシンボルツリーにもおすすめ
華やかな色合いの花がうららかな春にぴったりのハナミズキは、アメリカとの絆も感じさせるとても美しい花木です。水やりや肥料の手間も少なく、樹形も自然と整うため、ガーデニング初心者でも簡単に育てられます。庭や玄関先の印象を決定付ける、シンボルツリーとしても人気です。春の花だけでなく、秋の紅葉や果実も楽しめて、育てがいのある庭木ですね。
出典:写真AC