リンドウとは
リンドウは、別名「ゲンチアナ」や「エヤミグサ(疫病草)」とも呼ばれています。凛々しい花の姿が印象的です。まずはリンドウの生態を見ていきましょう。
リンドウの生態
リンドウは日本で約20種類が自生し、世界中で約400種類が確認されています。多年草で、草丈は15cmほどのものから1mになるものまで、種類は幅広くあります。鮮やかな色の花が魅力的で、フラワーアレンジメントや花束として使われることが多い人気の花です。
「リンドウ(竜胆)」の名前の由来は?
漢字は「竜胆」と書くリンドウは、昔から漢方薬として使われてきました。漢方薬はとても苦く、その苦さは竜の肝のようだと例えられたことが由来とされます。
リンドウの花言葉
リンドウの花言葉
- 健気
- あなたの悲しみに寄り添う
- 寂しい愛情
- 誠実
- 勝利
- 正義感
「健気」「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」「誠実」という花言葉は、群れずに1本ごとに花を咲かせる様子からつけられました。「勝利」「正義感」という花言葉は、病に打ち勝つための漢方薬として使われることが由来です。
色別の花言葉
紫色のリンドウの花言葉
紫色のリンドウは「満ちた自信」「勝利」「正義」の花言葉をもち、敬老の日に贈る花として知られています。昔から紫色が高貴な色とされてきたことが由来かもしれません。
青色のリンドウの花言葉
青色のリンドウは「誠実」「正義」の花言葉をもちます。混じり気のない深い青色が印象的です。この色は心を静めてくれる色とされています。
白色のリンドウの花言葉
白色の花言葉は「貞操」「貞節」です。これらの花言葉は、白色の花によくつけられています。白色から、純粋なイメージや気品を感じられることから、この花言葉がつけられました。
ボタニ子
リンドウの特徴と開花時期
リンドウは日光を好み、特徴的で自由な花の咲かせ方をします。開花時期と一緒に見ていきましょう。
特徴
リンドウは開花の季節になると蕾をつけます。しかし、花を咲かせるのは晴れた日だけです。日光を好み、花を開くときは太陽のほうを向きます。天気によってさまざまな表情を見せてくれて、その自由奔放な姿は、鑑賞用としても人気があります。
開花時期
秋の季節の花
リンドウは、9月~11月の秋ごろから蕾をつけます。秋に開花することから、リンドウは「秋を代表する季節の花」とされています。また、リンドウは品種改良も進み、秋だけではなく春に開花するものもつくられました。
春に開花する品種
春の季節に開花させる品種は、「シロバナコケリンドウ」や「ガビサンリンドウ」です。シロバナコケリンドウは、その名のとおり白い花を咲かせ、コケのように地面に這って育ちます。ガビサンリンドウは、小柄でかわいらしいピンク色の花を咲かせます。
まとめ
リンドウは敬老の日に限らず、プレゼントとしても人気です。花言葉もたくさんもっているため、シチュエーションにあわせてリンドウを贈ってみてはいかがでしょうか。
紫・青・白の花言葉は、それぞれのイメージに合った花言葉がつけられています。ピンク色の花色もありますが、花言葉は特につけられていません。