シソ(大葉)とは?
シソ(大葉)はお刺身のつまに利用したり、そうめんやそばの薬味として日常的に利用している和製ハーブです。濃いみどり色から想像できるように、豊富なビタミンAを含む野菜として重宝されています。しかし、野菜として食べるのでないために買い忘れて使いたい時に冷蔵庫になかったりしてがっかりすることもあります。いつでも、シソを利用できたらよいですね!家庭でもかんたんに栽培できる水耕栽培のやり方を伝授いたします。シソを育てるのに挑戦してみてはいかがでしょうか?
シソ(大葉)の基本情報
シソはシソ科シソ属の一年草の野菜です。一般的には家庭菜園やプランターでのベランダ栽培を野外で夏場の期間栽培します。発芽温度は20℃以上で生育適温は23~27℃とされており、みどり色の「青じそ」やむらさき色の「赤じそ」があります。また葉の形状で平らな「平葉」とちぢれた葉の「ちりめん」が知られており、育てやすい初心者向けの野菜といえます
写真は同じシソ科のえごまの水耕栽培のようすですが、水耕栽培はプランターや家庭菜園のように栽培に適した時期でなくても室内で温度管理をすれば季節や期間を選びません。また、水耕栽培は土を使用しないため、虫などの害虫が発生しないので衛生的です。水耕栽培はキッチンや窓辺で手軽に始めることができる、いま注目の栽培方法です。
水耕栽培とは?
水耕栽培はひろく農家や企業でも行っている栽培方法です。土がいらないので害虫の食害も防げますし、太陽の代わりのLEDの栽培用のライトを使えばビルの中でも栽培することができます。水耕栽培にもいろいろな方法がありますので、今回は代表的な青じそ(大葉)の水耕栽培を成功させるやり方をお届けします!
水耕栽培のメリット
水耕栽培は土を使わずに水と液体肥料をあたえて植物を育てる栽培方法です。野菜を育てる場合、まず土や畑(菜園)やプランターなどを準備しないとできませんから、準備に相当な時間やエネルギーを使います。水耕栽培は本格的なキットを購入して用意することもできますが、もっとかんたんなやり方で身近な容器だけでもはじめることができます。
水耕栽培の方法
水耕栽培は水栽培とおなじことを意味しています。種まきから水耕栽培をするには土の代わりの植物のためのベッドが必要で、まずそこで発芽をさせ育苗していきます。そのベッドを培地(ばいち)といい、栽培容器や培地の種類で何通りかの方法があります。とくに青じそ(大葉)の種は細かいので発芽の準備には培地が欠かせません。
スポンジとペットボトル
キッチンにあるスポンジに種まきの穴を開けて種を埋め込んだところで、スポンジを湿らせるためのトレーなどが必要となります。
ハイドロボールは粘土を高温で焼いて形成したもので、ㇾカトンとかハイドロコーンという名前で売っていることもあります。土ではないので清潔な上に、丸くてかわいらしい茶色でキッチンやテーブルとも違和感なくシソの栽培ができそうですね。透明のペットボトルに入れたりして土の代わりに使用します。
水耕栽培キット
沖縄セルラー 水耕栽培 スマホ連動 LEDライト やさい物語 OCT-BD01 白
参考価格: 14,832円
水耕栽培キットは、シソの栽培を始めるのに必要なものがすべてそろっています。日中働いていて部屋に日が射さなくても、成長に必要な明かりがLEDの栽培ライトとして付いているものもあります。購入されるときの重要なポイントはキットの高さです。葉物野菜などは高さがそれほどありませんが、シソは30cmくらいには育ちます。カットされたスポンジなど手作りがにがてな方も、購入したらすぐに栽培がはじめられます。キットによってそろっているものが違いますので、確かめてから購入なさってくださいね。
ボタニ子
さて、種まきの準備しなくちゃ~
水耕栽培の準備
シソの水耕栽培をはじめるための、種や苗の扱い方や肥料について知っておくと失敗なく青じそが収穫できます。室内で観察しながら育てると実験のようなわくわく感があり、お子様と一緒にも楽しめるのでぜひチャレンジしてください。
シソの水耕栽培 種まき
種まきの重要ポイント
青じそ(大葉)は発芽促進のためにメネデール溶液につけてから培地に種まきをします。好日性の植物なのでスポンジの培地に置く程度で、深く埋めると発芽しにくいです。発芽までの期間乾燥をさせないように管理します。
種まきの手順
- 種はメネデール溶液に一晩つけて吸水させます
- スポンジなどの培地に切れ込みをいれて種をふた粒くらいおきます
- スポンジが乾燥しないようにトレーなどに水をはり、スポンジを置きます
- 発芽まで乾かさないようにまいにち霧吹きをします
- およそ1週間で発芽します
- シソは太陽があたらないと発芽しない性質です
シソ水耕栽培 種まき
- 種はメネデールに一晩つけてからまく
- 培地(スポンジ)に種を埋め込まないように注意する
- 発芽まで乾燥をさける(トレー使用)(霧吹き)
ボタニ子
順調に発芽したから、こんどは苗と植え付け~
出典:写真AC