カミキリムシの駆除方法
捕獲が最良の駆除方法
成虫のカミキリムシの駆除は「捕獲」が一番の方法です。カミキリムシはあまり機敏な昆虫ではないので飛ばない限りは捕獲は容易にできます。見つけ次第確実に退治します。可哀想と思うかもしれませんが捕殺するのが確実でしょう。なぜなら放っておくと庭の大切な木に産卵されてしまうからです。木にとっても植物愛好家にとってもカミキリムシは天敵です。しっかり退治しましょう。
退治後は産卵されていないかもチェック
退治したあとは卵を産み付けられていないか庭木の株元を頻繁に注意深く観察し異常がないか確認しましょう。カミキリムシのあごは強力で挟まれると痛いです。うまくつかむ自信のない方は割り箸などで捕獲したり、市販のスプレー式駆除剤などを利用しましょう。
幼虫テッポウムシの駆除方法①
駆除剤を使用する
農薬薬剤を噴射!
テッポウムシの駆除には写真のような農薬薬剤の駆除剤が市販されています。テッポウムシが開けた小さな穴へ針金状の細く長いノズルを深く挿入し噴射します。写真のようなものを使用すれば、ノズルからは3方向へ駆除剤が噴射がされるため、かなり広範囲に農薬薬剤がいきわたり効果が期待できます。
穴は埋めましょう
その後、穴は園芸用のパテで埋めます。木工用ボンドで代用することもできます。穴をそのまま放置するとアリなどが寄生したり菌が入り込んだりしてさらに樹木を弱らせてしまうことがあるので注意が必要です。その後10日ほどは株元にさらに木屑が出ていないか確認しましょう。なければ駆除成功です。
幼虫テッポウムシの駆除方法②
針金を使用する
針金で捕獲・捕殺
針金を挿入していきほじくりだして捕殺する方法です。穴が深すぎる場合などうまく取れないことの方が多いかもしれませんが、テッポウムシに刺されば一撃を与えることができますし、その一撃で退治できれば一番簡単な方法といえます。また被害が大きく樹皮がぼろぼろになっている場合などは樹皮をめくってピンセットなどで捕獲することができることもあります。ダメージが大きいですが、駆除すればそこから樹木は元気になります。
念のため駆除剤も使用しておこう
また一匹とは限らないので念のため穴から農薬駆除剤を噴射して穴を埋める処理をしておきましょう。この場合もその後10日ほどは株元にさらに木屑が出ていないか確認しましょう。なければ駆除成功です。
幼虫テッポウムシの駆除方法まとめ
- 駆除剤を使用する
- 針金を使用して退治する
カミキリムシと幼虫テッポウムシの予防対策①
そもそも卵を産ませない!
保護材を使用しよう
株元を何かで覆って産卵させないようにします。株元に刷毛で保護材を塗ると保護フィルムが生成され、カミキリムシが卵を産むのを物理的に防ぐ商品があります。樹木は害虫が自分の好みの木だと判別できる成分を発しており、保護材はその判別を阻む役目もあります。他にも株元に網目の細かいネットなどを巻くだけでも産卵しづらくする効果があります。
カミキリムシと幼虫テッポウムシの予防対策②
農薬散布!
カミキリムシを近づけない
カミキリムシが近づけないよう農薬を散布する方法です。他の害虫退治の駆除剤や予防にもなり効果が得られるので一石二鳥ですし、定期的な農薬散布は確実な予防対策となり天敵を遠ざけ安定して樹木を守ることになります。ただしイチジクやミカンなどの収穫果実がなる樹木では農薬や駆除剤の説明書をよく読んで使用するようにしましょう。
カミキリムシと幼虫テッポウムシの予防対策③
早期発見がカギ!
日頃からよく観察しよう
保護剤や駆除剤を使用したとしても、なにより幼虫の早期発見が第一です。天敵の生態を知り日頃から気をつけて樹木を観察をしましょう。株元に不審なおがくずがあふれていませんか?木そのものに元気がなくおかしいなと思っているうちに急に枯れこんでしまった枝がありませんか?もしあればそれはテッポウムシが入ったのではないかと疑いましょう。テッポウムシがいるのではないか?と前提してチェックすることができれば、発見も早いはずです。早めの対策で幼虫を退治すれば木へのダメージも最小限に抑えられます。
幼虫テッポウムシの予防対策まとめ
- 卵を産ませない
- 農薬を散布して近づけない
- 早期発見が大事
まとめ
いかがでしたか?カミキリムシの幼虫テッポウムシの生態を知って適切な駆除や対策で樹木へのダメージを最小限に食い止めましょう。駆除は早ければ早いほどいいので、やはり日頃の愛情が一番重要となります。ぜひ天敵を退治して大切な樹木を守ってあげてくださいね。
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出典:写真AC