作り方②頭・お尻の切り抜き
かぼちゃの頭、またはお尻を包丁で丸くくりぬきます。やりやすいほうで問題ありません。まず油性ペンで下書きしましょう。拳大くらいのサイズと水平を意識して円を描いてください。より美しく加工できます。頭のくりぬきの場合、かぼちゃに対して包丁を平行に刺してください。皮が固い場合は、彫刻刀などでも構いません。くりぬき時に怪我しないように気をつけながら作業を進めましょう。
作り方③中身のくりぬき
頭かお尻を切り取ったら、スプーンで中のワタと種をくりぬきます。ワタと種が残らないように丁寧にくりぬきましょう。この作業では刃物を使わないため、小さな子どもでも手伝えます。ジャック・オ・ランタンを自作したという思い出づくりにもなるでしょう。
先に調理するのもおすすめ
食用のかぼちゃを購入した場合は、中身が傷んでしまわないように先にかぼちゃを調理してしまうことをおすすめします。かぼちゃは外部分より中部分のほうが早く傷みやすいです。ジャック・オ・ランタンの制作に取りかかるのは食べる部分を処理してからで十分間に合います。このとき外部分を冷蔵庫にしまわないように注意してください。
作り方④顔の切り込みを入れる
作り方①で油性ペンでなぞった顔のパーツを、小刀などを使ってくり抜いていきます。怪我をしないように慎重に顔をくりぬきましょう。かぼちゃの中やくりぬき部分を水で洗い流します。残っている種も取り除いてください。中に火を入れる予定があれば丁寧に洗い流し、そうでなければさっと洗い流します。最後に乾いたキッチンペーパーで水気をしっかり拭きとりましょう。
作り方⑤中に明かりを入れる
ジャック・オ・ランタンの中に入れる照明は、サイズに合った大きさのものを選びます。また、明るい光の電球を選ぶと庭や部屋で飾ったときにちょうどよい明るさになります。橙色の電球には気をつけましょう。もともと橙色のかぼちゃのため、肉眼で見ると思ったより暗く感じられます。100均で売っているライトも使いやすいですよ。
自作のジャック・オ・ランタンにキャンドルの火を入れる場合は、かぼちゃ全体がしっかり乾いていることを確認してください。かぼちゃは植物のため、引火することがあります。火がかぼちゃと接しないようにしっかり管理してください。かぼちゃの中に明かりを入れて、蓋になる頭を乗せます。または、切り抜いてお尻部分に明かりを乗せ、本体を乗せて完成です。頭を切っている場合は、そのまま外しておくのもよいでしょう。
貼り絵タイプもおすすめ
かぼちゃは、早くにくりぬきを済ませてしまうと腐ってしまうことがあります。防腐剤を使う方法もありますが、5日前後が限界といわれます。そこで10月の1カ月間、ハロウィン気分を盛り上げるために、貼り絵タイプのハロウィンかぼちゃもおすすめです。かぼちゃに黒くぬった顔の紙パーツを貼るだけです。貼り絵タイプをハロウィン前日にくりぬき加工するのもよいでしょう。貼り絵タイプなら、小さな子どもで安心して作れます。