材料の採取時期
押し花にする材料には適切な採取時期があります。その時期を紹介します。
どんな時期に採取すればいいのか
押し花にする材料の採取時間や採取期間は特に決まっていませんが、雨の降っている日、雨の降った後、風の強い日は避けましょう。雨の日ですと、花や葉に多くの水分がついているため、取り除く水分が多くなってしまいます。風の強い日に採取してしまうと、材料が傷つくことがあるので避けましょう。
どのぐらい開いた花を採取すればいいのか
せっかくなら、きれいな花を押し花にしたいですよね。なので満開に開ききった花ではなく、満開の少し前の花を採取すると押し花にしたときにきれいな仕上がりになります。逆に散り間際の花はやめたほうがいいでしょう。花や葉が傷んでいるもの、虫がついているものもさけましょう。押していたら虫がでてきた!なんてことは避けたいですね。
採取した花の保存方法
旅先や出先などで、きれいな花を見つけて押し花にしようと思うこともあるのではないでしょうか。採取した花は、蓋のついた箱に保存するのがベストです。箱がない場合は新聞紙や週刊誌など、水分を吸収する紙にはさんで持ち帰るのがいいでしょう。
採取してから押し花にするまでの期間
採取したら、できるだけ早めに押した方がいいでしょう。早めに押さないと、せっかくきれいな状態で採取してきた花や葉が枯れてしまったり、傷んだりしてしまいます。なので、採取してから押し花にする期間は短ければ短いほどベストです。
押し花の保存方法
押し花は、そのままにしておくと質が落ち、変色してしまいます。変色を防ぐためには、どのような保存方法をすればいいのか紹介します。
必ず密閉できる容器で保存する
押し花は、湿気と紫外線に弱いです。なので、湿気が入らないような密閉した容器で保存するのが一番です。密閉に不安があるようでしたら、蓋にビニールテープを撒いて保存するのもいいかでしょう。酸化にも弱いので密閉することにより、酸素を入らないようにすることもできます。
押し花はティッシュペーパーにはさむ
きれいな仕上がりになった押し花をそのまま、密閉できる容器の中に入れたらどうなるでしょうか。傷つき破れてしまいますよね。なので、必ずティッシュペーパーにはさむようにしてください。はさんだまま、密閉できる容器に入れるのがベストです。
シリカゲルを入れる
ティッシュペーパーにはさんだ押し花を密閉できる容器に入れました。そこにシリカゲルも一緒に入れましょう。押し花は湿気に弱いので、シリカゲルを入れることによって湿気から守ります。使用するときがくるまで、シリカゲルを入れて保管しておきましょう。
それでも湿気が気になるときは
ティッシュペーパーにはさみ、シリカゲルも入れました。密閉できる容器も用意して、それでも不安な場合はテッシュペーパーにはさんだまま、チャック式ビニール袋に入れましょう。さらに、小さいシリカゲルも入れることによって、より湿気から押し花を守ることができます。
押し花の保管場所
容器にいれて、蓋にテープを置いた後は今度は置く場所です。押し花を保管してある容器を置く場所は、暗くて熱のこないところがベストです。紫外線を防ぐためにも、暗い場所に置いてください。うまく保管することにより、押し花は変色する期間がどんどん長くなり、長い期間楽しめるようになります。
押し花で作品作り
押し花は様々な作品を作ることができます。代表的な例と作り方を紹介します。
しおり
しおりとして、押し花を楽しむ方法です。
材料
押し花、しおりに使う紙、木工用ボンド、筆、接着剤つきフィルムまたはラミネーターフィルム
作り方
まずは、しおりに使う紙に押し花を貼る位置を決めます。位置が決まったら、筆でボンドを塗ります。その場所に押し花を貼り付けていきます。これを繰り返し、全ての押し花が貼り付け終わったら、ボンドが乾くまで置いておきます。ボンドが乾いたら接着剤つきフィルムを貼り、しおりの完成です。ラミネーターを持っている場合は、接着剤つきフィルムではなくラミターフィルムでも作ることができます。
キャンドル
キャンドルに押し花を貼り付けて楽しむ方法です。
材料
押し花、キャンドル、筆、木工用ボンド
作り方
キャンドルに押し花を貼る位置を決め、位置を決めたら、キャンドルに筆でボンドを塗ります。ボンドを塗ったところに押し花を貼りつけます。貼り付けたら、押し花の上から木工用ボンドを塗り、保護膜を作って完成です。
材料として使う押し花は、葉や花弁が薄い植物の方がボンドがうまくつきます。
額
額で押し花を楽しむ方法です。
材料
押し花、筆、接着剤つきフィルム、台紙、木工用ボンド、額、シリカゲル
作り方
基本的には、しおりの作り方と同じです。違うのは、完成し、額にいれたあとその中にシリカゲルをいれることです。シリカゲルをいれることにより、押し花が長持ちします。
その他の楽しみ方
押し花は紹介したもの以外でも楽しみ方があります。ハガキやカード、スマートフォンのケースなどでも押し花は楽しむことができます。
まとめ
押し花は、作り方や保管方法一つで、長い期間楽しむことができます。とにかく水分をはやく抜く、湿気や紫外線、酸化には気を付けることを心掛けていると、きれいな押し花が作れますよ。状態のいい植物を採取し、ぜひ押し花アートを楽しんでくださいね!
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出典:写真AC