ハダニ駆除に有効な薬剤10選!予防・治療それぞれ効果別にご紹介!

ハダニ駆除に有効な薬剤10選!予防・治療それぞれ効果別にご紹介!

あなたは植物栽培の際にハダニと呼ばれる昆虫の被害にあったことはありませんか。ハダニは葉の養分を吸い弱らせるだけでなく、病気を発生させて枯らしてしまう害虫です。ここではハダニ対策(駆除、予防、治療)にはどんな薬剤が効果的なのかを薬剤の種類も含め解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ハダニは害虫?
  2. 2.ハダニの生態と発生原因
  3. 3.駆除の方法
  4. 4.殺虫効果が高いおすすめの薬剤10選
  5. 5.まとめ

殺虫効果が高いおすすめの薬剤10選

フリー写真素材ぱくたそ

ガーデニングにおいては、自宅のベランダでプランターを栽培したり、また家庭菜園においては、黒ポリマルチを使った露地栽培などを楽しんでいる人もいらっしゃることでしょう。しかし、夏になると気温が20℃~30℃になり、さらに乾燥してしまうとハダニが発生する環境や原因となってしまいます。

Aroma Neem

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アロマニームは、安全な害虫忌避剤とされるニームオイルを主成分に、ユーカリオイルを添付することでニームオイルの独特の臭みを消し、防虫効果を高めた製品です。主にインドなどで自生していたニーム樹木は、アフリカ地方を襲ったイナゴの大群襲来に際し、被害を受けなかったことから害虫忌避剤として注目されています。

安全な害虫忌避の薬剤

ニームオイルは、ニーム樹木(インドセンダン)の木の実の中の種子を絞って作られており、害虫忌避の薬剤として効果が高く、犬や猫などのペットがいる家庭でも、害虫駆除剤として安心して使用できるといえます。また、ニームオイルは肌にやさしいので、家庭菜園での人気が高まってきています。

カダンプラスDX

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カダンプラスDXは、庭木を含む植物や野菜などに幅広く使える殺虫、殺菌力が持続するスプレー剤です。新たにパワフルトリガーが採用されたことで、広範囲に手軽にスプレーが可能となりました。浸透移行性の薬剤は葉から吸収されますので、葉の裏などに隠れているハダニなども簡単に駆除できます。

ペニカXネクストスプレー

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トマト、キュウリ、ナス、キャベツなどの野菜はもちろん、バラなどの花や庭木などの植物に幅広く使用できます。世界初となる5種類の成分(マンデストロビン、クロアチニジン、ピリダリル、ペルメトリン、還元澱粉糖化物)で病害虫をガッチリ駆除します。薬物抵抗性の発達したハダニやアブラムシにも効果が高い薬剤です。

病気の予防と治療ができる薬剤

薬剤抵抗性害虫とされるハダニやアブラムシに素早く退治し、約1か月ほど薬剤効果が持続するベニカXネクストスプレーは、雨にも強い浸透移行性がある薬剤のため病気の予防と治療に効果が期待できます。化学防除成分と物理防除成分を配合された殺虫殺菌スプレーなので、植物に幅広く使用が可能です。

FERME(フェルム)無農薬スプレー病害虫予防草花・観葉植物用

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食用酢や黒酢などに含まれている天然酢酸類が、草花や観葉植物などに発生しやすい、うどんこ病や黒星病などの病原菌を予防します。また、ハダニやアブラムシ、羽アリなどの発生も予防効果を発揮します。天然由来の無農薬スプレータイプなので気軽に使用でき、植物への心配もありません。

イヅツヤ・マシン油(乳剤95)

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通常の薬剤では駆除しにくいハダニ類やカイガラムシ類などの害虫の成虫を、薬剤による油膜で覆って窒息させることで、確実かつ速やかに駆除します。使用時期は12月~2月がおすすめで、ハダニの越冬卵の時期さえも駆除が可能です。特に繁殖力が強い赤いアカハダニや緑黄色のナミハダニには効果が高いといえます。

テデオン水和剤

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茄子、トマト、メロン、バラなどの花や観葉植物につくハダニ類、杉につくスギノハダニやみかんなどにつくミカンハダニに、テデオン水和剤を希釈倍数500~1000倍にしたものを散布します。この薬剤にかかった雌の成虫は、たとえ卵をもっていても、その卵がふ化しなくなるという殺卵効果が高いのが特徴だといえます。

天敵に配慮した薬剤

ハダニ駆除のためとはいえ、ハダニの天敵であるミツバチやてんとう虫、クモ類まで退治してしまっては予防にならないから薬剤散布に疑問を感じるという方はいらっしゃることでしょう。テデオン水和剤は、天敵と呼ばれる虫には影響が少ない薬剤です。早春や秋期の低温時の散布にも効果が安定しているといえます。

ハーベストオイル(20L)

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薬物抵抗性が発達したハダニなどは、育苗期と本圃期とは別の薬剤を使用したほうが効果的だといわれています。果実などに散布される場合は、まだ実がついてはいない育苗期に使用されるほうがよいでしょう。20Lという大容量のわりにはリーズナブルな価格となっています。使用後は農薬用バケツとしても使えるので便利です。

特製スケルシン95

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ハダニの成虫はもちろん越冬卵やサビダニ、カイガラムシ類やアブラムシ類などにも抜群の殺虫効果が高い薬剤です。高温時の日中は避け、朝夕の涼しい時間帯を選んで12~200倍に希釈した薬剤を散布するとよいでしょう。なお、飲酒後や妊娠時、体調不良の際は、薬剤を取り扱ったり、作業をしないように注意しましょう。

モストップジンRスプレー

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モストップジンRスプレーは、キクやバラなどの花やトマトや茄子などの野菜についた害虫と病気を、有効成分チオファネートメチル、アセタミプリド、フェンプロパトリンの作用により同時に防除できます。特にハダニ退治には効果的だといえることでしょう。薬剤は薄めずそのまま使用するようにしましょう。

ハイポネックス、ハッパ乳剤

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ハイポネックスのハッパ乳剤は、天然のなたねから抽出された、なたね白絞油が主成分となる、なたね油乳剤の殺虫殺菌剤です。この薬剤は収穫前日までに使用が可能です。薬剤を100~200倍で水で薄めることで何回でも使用できます。JAS(日本農林規格)が定める有機農産物栽培にも使用できます。

まとめ

Photo byPezibear

ハダニは、時速6m以上の速さで移動するためどこでも発生する厄介な昆虫です。植物などの葉から養分を吸うハダニが繁殖すれば、植物自体を弱らせ、枯れさせてしまうという害虫です。水や薬剤などを適切に与える方法で、ハダニから植物などをまもることができれば、野菜や植物栽培も楽しめることでしょう。

kayoko
ライター

kayoko

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