サボテンの花言葉④リュウジンボク
リュウジンボクは名前からして風格を感じさせるサボテンですが、どんな特徴を持っているのでしょうか?
リュウジンボクの特徴
リュウジンボクの基本情報
分類 | サボテン科ミルチロカクタス属 |
形態 | 多年草 |
原産地 | メキシコ |
草丈 | 4m~5m |
開花期 | 3月~4月 |
花色 | 白 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
丈夫で育てやすいサボテン
リュウジンボク(竜神木、英語:Bilberry cactus、Whortleberry cactus、Blue candle cactus)の特徴は、根がしっかりとしていて早く伸びること、地上部の成長も早く、丈夫で育てやすいことです。成長に合わせて大きな鉢に植え替え続けると、とても高く大きくなります。
接ぎ木の台木に使われる
強健なサボテンである上に、とげが少なく扱いやすいことから、接ぎ木の際に台木として使われることも多い種類です。緋牡丹の台木としても、他のサボテンを使った場合より長持ちします。
大株にも育つサボテン
英語圏でBlue candle cactusと呼ばれているのは、自生地などで長い年月を経た大株が枝分かれして、ろうそくの燭台のように見えることと、青緑色をしていることからです。リュウジンボクは、数年は枝分かれせず(子株がつかず)まっすぐに伸びます。Bilberry cactus、Whortleberry cactusは、果実がビルベリーに似ていることからつけられた名前です。
長い年月を経ると花も咲く
リュウジンボクの花は、濁りを帯びた白い色をしています。大きさは2cm~2.5cmほどとサボテンの中では最少の部類です。この花のあとには実がなり、食用になりますが、花をつけるまでには枝分かれするようになってから、さらに長い年月を要します。
綴化種も人気
また、植物には綴化(てっか)と呼ばれる突然変異などにより珍しい形になったものがあります(帯化、石化ともいう)。リュウジンボクの場合は印象的で美しい見た目から、綴化種が人気です。
リュウジンボクの花言葉
リュウジンボクの花言葉は「燃える心」「情熱」です。どちらも力強く前向きな意味を持っていますね。「燃える心」はサボテン全般の花言葉でもあり、由来は花の色が燃えるように鮮やかなものが多いことからきています。「情熱」は柱サボテン全般の花言葉です。柱サボテンは成長が早いので、伸びるさまが「情熱」的なことが由来とされています。
サボテンの花言葉⑤金盛丸
サボテンの和名には、この金盛丸のように丸がつくものが多くあります。かわいくもあり、堂々とした感じでもあり、育てる人にとって愛着が増してくるような名前ですね。
金盛丸の特徴
金盛丸の基本情報
分類 | サボテン科エキノプシス属 |
形態 | 多年草 |
原産地 | ブラジル、ウルグアイ |
草丈 | 10cm~15cm |
開花期 | 4月~10月 |
花色 | 白 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
肌がきれいなサボテン
金盛丸(キンセイマル、英語:Echinopsis calochlora)の特徴は、見た目が美しく明るい緑色をしているばかりでなく、サボテンにはめずらしい水気を感じさせることです。実際に湿度に強く、根腐れを起こしにくいサボテンです。
子株がつきやすい
金盛丸は成育が早く、子株がつきやすいので、比較的かんたんにふやせるサボテンでもあります。自然の状態では、群生していることも多く、ひとつひとつの株はあまり大きくなりません。
花もきれいなサボテン
金盛丸は、大きさは8cm~12cmほどの白い花を夜に咲かせますが、翌朝明るくなると、まもなくしぼみます。本体が小さめなのに花が大きく見ごたえがあるところも特徴です。
金盛丸の花言葉
金盛丸の花言葉は「儚い夢」「憂い」です。意外に暗めな意味の花言葉ですが、「儚い夢」は、美しい白い花が、長くても2晩ほどで終わってしまうことからきています。「憂い」は、玉サボテンに多くつけられる花言葉で、高く伸びることができないのを「憂い」ているように見えるというのが由来です。
ギフトにもおすすめのサボテン
サボテンの鉢植えはギフトとしても喜ばれます。花言葉の意味もふまえて贈ると、より深みが増して、心のこもった贈り物になりますよ。
花が咲くサボテン
ギフトの場合は、できれば花が咲いているもの、つぼみがたくさんついているものがよいでしょう。そのサボテンにどんな花が咲くのか贈られた側もすぐにわかりますし、なにより見た目がきれいです。クジャクサボテンのように「艶やかな美人」といった花言葉を持つものを、日頃から美人だなと思う相手にプレゼントするのも素敵ですよね。
とげが美しいサボテン
サボテンのとげには、細く白いものもあり、棘座(とげざ)という土台部分の綿毛もよく目立つ種類は、まるで綿菓子におおわれているようです。見ていてほっこりとした気分になれる、プレゼントに適したサボテンですね。そんなサボテンの代表、雪晃の花言葉は「暖かい心」「内気な乙女」です。花言葉の意味もプレゼント向きですね。
存在感ある大きなサボテン
柱サボテンなど大きなものをプレゼントするときには、鉢カバーもプラスすると、そのままインテリアのポイントとして使えるので喜ばれます。新築祝いや開店祝いにも向いていますね。柱サボテン全般の花言葉は「情熱」なので、新居を構えたときや、お店を始めるときにもぴったりの意味を持った贈り物になるでしょう。
かわいい鉢で小さなサボテン
いろいろな飾り方ができて、幅広く喜ばれるのがかわいい鉢の小さなサボテンです。お揃いの柄で色違いの鉢は、並べても1つずつでも飾れるのでおすすめです。また、小さなタイプなら、柱サボテンやウチワサボテンなど、大きく育つ種類のものも、気軽に贈れるところがいいですね。花言葉の意味を組み合わせたいときにも適しています。
まとめ
サボテンには、たくさんの種類があって、それぞれに花言葉がついていましたね。また、クジャクサボテンのように花が大きくきれいなサボテンや、育てやすいサボテンなど特徴も種類ごとにいろいろでした。サボテンをプレゼントするときには、特徴や花言葉の意味もたいせつにしたいですね。
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出典:stock.adobe.com/jp