アオムシの発生原因と対策!害虫としての生態や被害を受けやすい野菜は?

アオムシの発生原因と対策!害虫としての生態や被害を受けやすい野菜は?

作物を育てていてアオムシの対処に困ったという方は多いのではないでしょうか。せっかく育てた野菜が被害を受けると、どう対処すればいいか悩みますね。今回は、害虫としての対処方法や、どのような影響があるかなど、アオムシの生態や特徴も合わせながらご紹介いたいします。

記事の目次

  1. 1.アオムシの種類
  2. 2.アオムシが発生する原因
  3. 3.食害を防ぐさまざまな方法や対処法
  4. 4.薬剤を使いたくない場合の予防法
  5. 5.まとめ

アオムシの種類

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「アオムシ」と聞くと、どのようなアオムシを想像するでしょうか。絵本に登場するような丸々と太った大きなアオムシや、指の先くらいの小さなアオムシなど、一口にアオムシといってもさまざまな種類が存在します。生物学的にみると、緑色で体に長い毛が生えていないチョウ目科のものをアオムシといいます。まずは広くアオムシと呼ばれている、モンシロチョウのアオムシの特徴をみてみましょう。

モンシロチョウの幼虫

モンシロチョウの幼虫は、ほとんど模様のない緑色の体をしており、約3cmまで大きくなります。その生態ですが、孵化するまでの期間は約7日間で、サナギになるまでの約14日間は、孵化した辺りの葉を食べて成長します。卵の産みつけから、孵化は4月~6月の間に繰り返され、夏に一旦減少し、9月~11月に再びピークを迎えます。

モンシロチョウの卵の特徴

春の始めから晩秋まで、葉にくりかえし産みつけられるモンシロチョウの卵の大きさは、ピンセットの先でやっとつまめる程の大きさで約1mmです。卵は米粒のような形で黄みがかっており、縦に縞模様が入っています。

被害を受けやすい野菜と被害例

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モンシロチョウの幼虫の被害を受けやすい野菜は、アブラナ科の野菜で、キャベツ、大根、ブロッコリー、小松菜、チンゲンサイ、カラシナ、クレソン、カリフラワー、白菜、カブなどです。モンシロチョウの幼虫は葉を食害し、野菜の成育を妨げるため、キャベツや白菜は葉が結球しないことがあります。また被害が進むと枯れてしまうことや、葉が穴だらけになることが主な被害例です。
 

コナガの幼虫

コナガの幼虫の発生時期は5月~11月ですが、冬にも成虫の産卵と孵化がみられます。幼虫の体長は大きくなっても約1cmと小さく、淡い緑色をしています。葉裏の葉肉だけを食べるのが特徴で、特にキャベツの葉が食べられると、レースのように透けてみえます。

コナガの卵の特徴

コナガの幼虫の卵は淡い黄色で、大きさは0.5mmほどです。楕円形で、モンシロチョウの卵のように立った様相ではなく、葉に張り付いているような印象を受けます。

被害を受けやすい野菜と被害例

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コナガの幼虫の被害を受けやすい野菜はアブラナ科で、キャベツ、大根、ブロッコリー、小松菜、チンゲンサイ、カラシナ、クレソン、カリフラワー、白菜、カブなどです。コナガの幼虫は葉の表側を残して、裏側を食害するため、食害された葉がレース状となり野菜の価値が下がります。また葉の芯に幼虫が潜り込んで、葉の成育を妨げてしまうことが主な被害例としてあげられます。

ボタニ子

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次は「クロメンガタスズメの幼虫」について紹介します。

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アオムシが発生する原因

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