「葉ねぎ」とは?その特徴・種類や間引きのコツなどの育て方をご紹介!

「葉ねぎ」とは?その特徴・種類や間引きのコツなどの育て方をご紹介!

葉ねぎとは、青ねぎや万能ねぎとも呼ばれ、薬味などによく使われる緑色の葉部分が多い細いねぎです。今回は葉ねぎの種類やその特徴についてご紹介するとともに、育て方や栽培に適した時期、栽培するときのコツなどについても詳しくご説明します。

記事の目次

  1. 1.葉ねぎ(葉葱)とは?
  2. 2.葉ねぎの種類と特徴
  3. 3.葉ねぎの栽培方法
  4. 4.葉ねぎを栽培するときのコツ
  5. 5.まとめ

葉ねぎの栽培方法

Photo bygartengoere

葉ねぎは、プランターなどの狭いスペースでも栽培することができ、病気や害虫にも強いため、比較的育てやすい野菜です。また、種を植えてから2~3か月後には収穫できる成長の早さと、何度も繰り返し収穫することができることから、家庭菜園で育てる野菜として人気があります。葉ねぎの栽培方法について、種植えから収穫まで、それぞれの最適時期や育て方の手順を詳しくご説明します。

葉ねぎを栽培するための準備物

葉ねぎは、育てるのに土壌の深さが必要な長ねぎと違い、狭いスペースでも育てることができるため、庭植えでもプランターでもどちらでも育てることが可能です。半日陰でも育ちますが、なるべく日当たりのよい場所に種まきをして育てた方が、しっかりと大きい苗に成長します。葉ねぎを育てるのに適した場所を見つけて育ててください。

葉ねぎを育てるための土を準備しましょう

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葉ねぎは、酸性の土では育ちません。庭植えで育てる場合は、種まきをする1~2週間前に、石灰などを混ぜ合わせて耕しておくことが必要です。プランターで育てる場合は、ねぎが育つ大きさのプランターと、市販されている野菜用の園芸培養土を準備します。成長をよくするため、庭植え・プランターどちらで育てる場合も、元肥としてあらかじめ緩効性の化成肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。

種まきの方法

種まきに適した時期は、3~4月もしくは7~9月です。種まきをしてから約60日で収穫できるまで育つため、3~4月に種をまくと、6~7月頃に収穫でき、7~9月頃種をまくと、9~2月頃まで収穫できます。葉ねぎの旬の時期は冬のため、秋ごろに種をまいて冬に育てる方が、長く収穫が楽しめます。葉ねぎの発芽温度は10~30℃です。

庭植えで育てる場合の種まき

出典:写真AC

40cm間隔の畝を作り、種を直接一列に並べるようにまく、筋まきをしてください。葉ねぎの種は、日光に当たっている状態では発芽しない性質があります。種をまいたら、種に直接光が当たらないようにするため、上から薄く土をかぶせましょう。かぶせた土が飛ばないようにするため、土の上から表面を軽く押さえたり、種をまいた上に不織布をかけたりするのがおすすめです。

プランターで育てる場合の種まき

出典:写真AC

プランターで育てる場合は、庭植えと違い大きな畝を作ることができないため、10~15cm間隔のまき溝を2列作って代用します。そのあとは、庭うえで育てる場合と同様、作ったまき溝の盛り下がった部分に、種を筋まきしてください。種をまいたら、種に直接光が当たらないようにするため、上から土を薄くかぶせ、かぶせた土が飛ばないような対応をしておきましょう。

水やりの頻度

種まきが終わったらたっぷりと水やりをします。水やりの頻度としては、発芽するまでは毎日、種や土が乾かないように水やりをしてください。庭植えで育てる場合、発芽して苗が育ったあとは、地面が割れてくるような過乾燥のとき以外は、水やりの必要はありません。プランターで育てる場合は、それほど頻度は多くありませんが、土の表面が乾いたときに、たっぷりと水やりをすることが必要です。

苗から育てる方法

出典:写真AC

種から育てるのが不安な方は、ホームセンターやネット通販で葉ねぎの苗を購入して植え付けるのがおすすめです。畝は作らず、約15cm間隔に穴を掘り、そこに2~3本の苗をまとめて植え付けます。等間隔に植え付けることで、それぞれの苗が均一に成長します。苗を植え付けた後は、たっぷりと水やりをしてください。その後の水やりの頻度は、種から育てる方法と同様です。

葉ねぎを収穫する

出典:写真AC

苗が育ち、葉の長さが30~40cm程度まで成長したときが、葉ねぎの収穫時期です。株の根元を3~4cm程度残して、葉をすべて切り取ります。株が弱っている場合や、再収穫をする必要がない場合は、根っこから引き抜いておきましょう。

葉ねぎは何度も再収穫するためには?

一度育った苗は、株が弱るまで何度でも再収穫することが可能です。株元を残しておくと、切った場所から新しい葉が生えてきますので、再収穫したい場合は、根元から切りすぎたり、土から抜き取ったりしないよう注意してください。葉ねぎを長期間収穫できるようにするためには、追肥が重要になります。

葉ねぎを栽培するときのコツ

出典:写真AC

葉ねぎを種から栽培する場合、成長に必要な栄養分を適切に苗に渡るようにするため、間引きをする必要があります。間引きをしないと、細い弱々しい苗に育つことがあるため注意が必要です。また、適切に肥料を追肥することで、収穫できる期間を長くすることができます。葉ねぎを栽培するにあたり、大きくたくましく育てるためのコツとして、間引きのポイントと追肥を与える頻度についてご説明します。

間引きのポイント

種の発芽状況によっては、近い箇所から何本も苗が育つことがあります。あまり近い箇所で育つと、株同士が栄養分を取り合い、大きく成長できなくなります。発芽し、芽が5cmくらいの大きさに成長したら、苗の間隔が3~5cm取れるよう、生育のよくない芽を摘んで間引きを行ってください。苗が大きくなる前に間引きを2回行うのがポイントです。

追肥を与える頻度

植え付け前に元肥として肥料を入れていますが、成長する過程で栄養分を使い切ってしまうと、新しい葉が育たなくなったり、非常に細い弱々しい葉しか育たなかったりします。収穫時期は栄養分を常に補給し続けるため、月に1度の頻度で固形肥料を追肥するか、週に1度の頻度で液体肥料を与えるようにしてください。肥料は、窒素が多く含まれているものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

出典:写真AC

葉ねぎの特徴や栽培方法について詳しくご紹介しました。日本人にの食生活に欠かせないねぎですが、特に葉ねぎは長ねぎに比べ栄養価が高いのが特徴です。長ねぎに比べて葉ねぎは、緑色の部分が多く細いため傷みやすいのが欠点ですが、家庭菜園で育てていれば、少し薬味が欲しいときでも重宝します。比較的育てやすい植物で、何度でも再収穫できるため、ぜひ育ててみてくださいね。

コナンファン主婦
ライター

コナンファン主婦

記念日にはバラの花を

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