コールラビとは?
コールラビは地中海沿岸が原産地のアブラナ科の野菜です。形はカブに似ていますが、キャベツの仲間です。ユニークな見た目と、同じアブラナ科のキャベツやブロッコリーと比べると育てやすいことから、家庭菜園としても人気があります。
コールラビの「コール」はドイツ語でキャベツ、「ラビ」はカブという意味になります。
ボタニ子
「キャベツとカブ」っていう名前なんだね!見た目も変わっているし、おもしろい野菜だね!
コールラビの特徴
コールラビの見た目
コールラビは肥大した茎の部分から葉が上に伸びているため、全体的な見た目はカブに似ています。また、葉はキャベツの葉に特徴が似ています。外皮の色は緑色と紫色の種類がありますが、中身はどちらも淡いクリーム色で、味の違いはありません。
コールラビの味
コールラビは名前の通りキャベツとカブによく似た味をしています。生で食べるとシャキシャキとした食感とほのかな甘味があり、茹でることで甘みが増し、ブロッコリーの茎のようにコリコリとした食感になります。くせもないのでさまざまな調理法で食べることができます。
コールラビはどこまで食べられる?
葉や皮にもたくさんの栄養素が含まれているので、捨てずに食べ切りましょう!
ボタニ子
美味しくてまるごと全部食べられるなんて、コールラビって凄いね!
コールラビの栄養
コールラビには、高血圧の症状を改善する効能のあるカリウム、胃腸の働きを整えるキャベジンとも呼ばれるビタミンU、免疫力向上や美肌効果のあるビタミンCなどが含まれています。ビタミンCは過熱に弱い物質ですが、コールラビは過熱をしても栄養を損ないにくい性質があります。
実際にコールラビを栽培してみます!
それではコールラビを種からプランターで育ててみます。見た目も特徴的でおもしろいコールラビ。収穫までの過程も楽しみましょう!
コールラビの基本情報
科名 / 属名 | アブラナ科 / アブラナ属 | 置き場所 | 日なた |
和名 | カブカンラン(蕪甘藍) | 耐寒性 / 耐暑性 | やや強い / やや強い |
原産地 | 地中海沿岸 | 難易度 | 普通 |
生育適温 | 15~20度 | 病害虫 | べと病、ハモグリバエ |
コールラビの栽培カレンダー
栽培のポイントは、日当たりと風通しのよい場所で育てることです!
ボタニ子
害虫がつきやすいから防虫ネットを忘れずにね!
栽培者のプロフィール
コールラビ栽培1日目(9月16日):種まき
コールラビ栽培5日目(9月20日):発芽
コールラビ栽培8日目(9月23日):間引き1回目
コールラビ栽培15日目(9月30日):間引き2回目
植える時に種同士が近すぎたようですね。
ボタニ子
うまく間引きができなくなっちゃうんだね・・・注意しよう。
間引きの目安
- 1回目:双葉が開いたら1点3~4株にする
- 2回目:本葉1~2枚で1点2株にする
- 3回目(最終間引き):本葉4~5枚で一本立ちにする
コールラビ栽培26日目(10月11日):土寄せ
コールラビ栽培56日目(11月10日):下葉かき・追肥
その後は2週間に1度の頻度で追肥をしましょう!
コールラビ栽培96日目(12月20日):収穫!
少し小ぶりですが、ぶじに収穫できてよかったですね!次のページでは、コールラビの保存方法や切り方、調理法をご紹介します。
ボタニ子
コールラビの美味しい食べ方やレシピも見てみよう!
出典:筆者撮影(本記事掲載の、出典記載のない全ての画像)