しそジュースの効能とは?ダイエット向き?飲み過ぎるとどうなる?

しそジュースの効能とは?ダイエット向き?飲み過ぎるとどうなる?

しそジュースは、夏の暑さを乗り切るおすすめ飲料です。赤じそに含まれる栄養から、さまざまな効能が期待できるといわれています。一見、ハードルが高そうなしそジュースの作り方は難しくありません。効能と効果的な飲み方を学び、家庭で作って健康維持に役立てましょう。

記事の目次

  1. 1.しそジュースは健康にいい?
  2. 2.しそジュースの栄養と効能
  3. 3.しそジュースはダイエット向き?
  4. 4.しそジュースの効果的な飲み方
  5. 5.しそジュースの作り方
  6. 6.しそジュースで健康的な日々を送ろう!

しそジュースは健康にいい?

出展:写真AC

しそジュースは、赤じそを使った香り豊かなドリンクです。梅干しを漬けるのに欠かせない赤じそには、豊富な栄養が含まれており美容と健康によいといわれています。飲みやすく爽やかな味わいを楽しめますが、飲み過ぎに気をつける必要があります。しそジュースの栄養と効能を知り、上手に生活に取り入れましょう。

しその種類

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しそは、シソ科シソ属に属している一年草です。日本では縄文時代から栽培されていたと考えられており、豊かな香りから「和風ハーブ」とも呼ばれています。草丈は60cm程度で、茎が四角く葉の縁がぎざぎざしているのが特徴です。葉の色から「青じそ」と「赤じそ」の2種類に分けられ、一般的に「しそ」と呼ばれるのは赤じそのことを指し、青じそは変種です。

赤じそ(赤紫蘇)

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赤じそは、濃い赤紫色の葉をしたしその総称で、表面が縮れている種類と縮れていない種類があります。青じそと栄養成分に違いはありませんが、アクが強いため生のまま食べられません。赤じそには、アントシアニンの一つ「シソニン」と呼ばれる色素が含まれています。シソニンには酸と反応することで鮮やかな赤色になる特徴があり、梅干しやラッキョウの色付けに用いられています。

ボタニ子

ボタニ子

赤じその旬は、6~8月です。この時期にしか手に入らないため、見かけたら迷わずに買いましょう。

青じそ(青紫蘇)

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青じそは、葉が緑色で「大葉」とも呼ばれます。赤じそよりも香りが強く、表面の縮れが少ないのが特徴です。旬の時期は7~10月ですが、ハウス栽培により一年中出回っています。強い抗菌作用や防腐作用があり、薬味や刺身のツマ、料理のトッピングなどにも活用されます。

しそジュースの栄養と効能

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しそは、ビタミンやミネラル、鉄分などを豊富に含んでいる緑黄色野菜です。漢字で「紫蘇」や「蘇葉(そよう)」と書き「人を蘇らせる葉」という意味があります。古くから風邪の初期症状に効く漢方薬として使われていました。特にβカロテンやカルシウム、ビタミンB1が多く、健康に対するさまざまな効能が期待できるといわれています。飲みやすいジュースにして、手軽に栄養を摂取しましょう。

栄養と効能①アレルギー症状の改善

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しそに含まれている「ルテオリン」という成分は、ヒスタミンの発生を抑え、アレルギー症状を緩和するといわれています。アレルギーは、白血球中のTNF(腫瘍壊死因子)が増加することが原因の一つと考えらています。しそに含まれているαーリノレン酸は、このTNFの増加を防ぐ働きがあるとされているため、毎日続けて飲用することでアレルギー体質の緩和に繋がるかもしれません。

栄養と効能②食欲を促進する

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しそジュースには、食欲を促進する効果があるといわれています。しそに含まれている「ペリルアルデヒド」という成分は、胃液の分泌を促し胃腸の調子を整える作用があります。夏バテで食欲のないときは、しそジュースを飲んで暑い夏を乗り切りましょう。

栄養と効能③疲労回復とストレスの緩和

しそジュースには、疲労回復やストレスの緩和に効果があるといわれています。しその香り成分に含まれている「リモネン」には、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌させる働きがあるとされます。香りを楽しみながら飲用すればストレスの緩和に役立つでしょう。

栄養と効能④目の健康に役立つ

しそジュースは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれています。アントシアニンは目の疲れをとったり、目の働きをよくしたりする効果があるといわれています。目の老化防止やドライアイの症状を緩和など、目の健康に役立てられるでしょう。

栄養と効能⑤肌の調子を整える

フリー写真素材ぱくたそ

しそは、野菜の中でもβカロテンの含有率が高い食材です。βカロテンは体内でビタミンAに変化し、紫外線の刺激によって傷ついた皮膚や粘膜を丈夫にする働きをします。強い抗酸化作用により、肌の調子を整えてくれるでしょう。また、ビタミンCも豊富なため、コラーゲン生成作用やニキビ予防にも効果があるとされています。

栄養と効能⑥血圧の上昇を抑える

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しそには「カリウム」が多く含まれています。カリウムは、利尿と発汗を促し体内の余分な塩分を排出する働きをします。カリウムの働きによって血圧上昇の抑制や、むくみの改善が期待できるといわれています。また、毎日大さじ1杯の食酢を取ると血圧が下がると考えられているため、しそジュースにりんご酢を使うと日々の血圧管理に役立つでしょう。

しそジュースはダイエット向き?

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しそジュースは、しそに含まれている「ロズマリン酸」という成分によって、ダイエット効果が得られるとされています。ロズマリン酸は、麦芽糖を分解する酵素です。炭水化物の摂りすぎは、血中に入ったぶどう糖を中性脂肪に変化させ、糖尿病などの生活習慣病や肥満を招くといわれています。ロズマリン酸を摂取することで、食事制限をしなくても血糖値の上昇が抑えられダイエット効果が期待できるでしょう。

しそは、脂肪燃焼作用があるリモネンや、便通をよくし便秘を解消する食物繊維も豊富です。

ボタニ子

ボタニ子

しそジュースは、健康的なダイエット向きドリンクといえるでしょう。

しそジュースの効果的な飲み方

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しそジュースは、疲労回復や免疫力の向上など健康に役立つ飲み物です。水溶性のビタミンCは、体内に溜めておけないため、毎日補給することが大切です。しかし「健康によい」といっても飲み過ぎてはいけません。しそジュースの効果を得るためには、飲むタイミングと1日の飲む量に気をつけましょう。

効果的な飲み方①飲むタイミング

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しそジュースを飲むタイミングは、吸収率が高い朝食時がおすすめです。ほかの食材と一緒に栄養素を吸収することで、より効果が期待できるといわれています。また集中力が落ちたときに飲むと、クエン酸が脳の栄養源であるぶどう糖に代わり疲労回復やストレス解消に役立ちます。しかし、飲むタイミングよりも毎日続けて飲むことが大切なため、続けやすいタイミングで飲みましょう。

しそジュースを効果的に飲む方法

  • 吸収率の高い朝に飲む
  • 疲れているときは、1日に2~3回飲む
  • ほかの栄養素と一緒に食事中に飲む

効果的な飲み方②飲む量

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しそジュースの1日の適量は、コップ1杯(200mL)です。疲れているときは、1日に2~3杯飲んでも問題ありません。しかし、酢やクエン酸が強すぎて下痢や腹痛を起こしたり、砂糖を摂りすぎて太ってしまったりする場合があります。効果を得るためには無理をせず、自分の体にあった飲み方を心がけましょう。

飲み過ぎるとどうなる?

しそジュースはダイエット向きドリンクですが、飲み過ぎると太ってしまいます。一般的に、しそジュースには1Lあたり200g程度の砂糖が含まれています。飲み過ぎは砂糖の摂りすぎになるため、氷やヨーグルトを混ぜて量を調節して飲みましょう。

ボタニ子

ボタニ子

次のページで、しそジュースの基本的な作り方を紹介します。

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しそジュースの作り方

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