水耕栽培とは?
水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料で植物や野菜を育てる「栽培方法」のことです。太陽光でも、LED照明でも栽培する事ができるため、室内の狭いスペースでも栽培が可能で、近年は一人暮らしの方や、キッチンなどで水耕栽培をする人が増えています。家庭で簡単にできる水耕栽培は、雨風や季節を気にせずに、部屋の温度調整次第で安定した環境で栽培する事が可能なので、手軽な家庭菜園として人気です。
豆苗の再生栽培も「水耕栽培」
市販されている豆苗、一度使って、また根を水につけておくと、早ければ2~3日で根本から再生してきますよね。簡単に2度、3度収穫できると話題にもなりました。豆苗の、再生栽培の栽培方法こそが、「水耕栽培」です。
家庭で行う水耕栽培のメリット
水耕栽培は、以下のメリットがあります。
- 土がなくても栽培できる
- 太陽の光がなくても人工照明などでも栽培できる
- 害虫の被害にあいにくい
- 無農薬で育てられる
- 天候や気温で生育が左右されない
- 狭い部屋や、キッチンなどでも栽培できる
水耕栽培のメリット①土がなくても栽培できる
水耕栽培は、土を使わずに栽培することができます。例えば、土の代わりに水であったり、コットンやスポンジ、ココピートなどを使えば土耕栽培のように野菜や植物を育てることが可能です。わざわざ重たい土を買ってこなくてもできるというのはメリットですね。
水耕栽培のメリット②太陽の光がなくても人工照明などでも栽培できる
水耕栽培は、自然の太陽光でも、家庭にあるLED照明などでも栽培は可能です。そのため、一人暮らしでなかなか外で栽培ができないという方でも手軽に栽培ができます。作物が育つための、光合成に「光」は必要不可欠なので、その代用が自宅の照明で可能という手軽さもメリットですね。
水耕栽培のメリット③害虫の被害にあいにくい
水耕栽培は屋内で栽培することができる上、土を使わないので衛生的です。そのため、虫がわきにくいので害虫の心配はいりません。ただ、外で太陽光に当てるため外に出し入れすると、虫がついてくることがあるので太陽光で水耕栽培をする場合は、窓際など日当たりのいい室内に置くのがいいでしょう。
水耕栽培のメリット④無農薬で育てられる
水耕栽培を室内ですると、虫がつきにくいため、害虫対策の農薬などを使う必要がありません。そのため、無農薬の野菜を自宅で手軽に育てることができます。健康にも安心・安全な無農薬野菜が自宅で作れるのは嬉しいですよね。
水耕栽培のメリット⑤天候や気温で生育が左右されない
露地栽培や外で栽培すると、どうしても天気や気温に左右され、生育不良や枯らしてしまうことがあります。その点水耕栽培は、天気や気温を問わず、室温の管理をすれば栽培することが可能なので、1年中食べたい野菜を育てることが可能です。急な天候不良などで慌てることもないので、安定した栽培環境を作れます。
水耕栽培のメリット⑥狭い部屋や、キッチンなどでも栽培できる
水耕栽培は、育てたい野菜に合った容器であれば栽培が可能です。そのため、キッチンや出窓などの省スペースでも栽培が可能なので、部屋が狭いという方でも、手軽に栽培しやすいことが水耕栽培のメリットです。
家庭で行う水耕栽培のデメリット
水耕栽培のデメリットは、メリットに比べてあまりありませんが、もし、水耕栽培専用のキットなどを購入する!となると、1万~3万ほどの予算が必要です。また、人工照明で栽培をする場合、電気代がかかります。露地栽培などと比べると、照明や専用キットなど初期費用の面がデメリットと言えます。