桜の花言葉ってなに？桜にも花言葉がある？桜の種類別で花言葉は違う？

御衣黄桜（ギョイコウザクラ）の花言葉は、永遠の愛、心の平安、などです。緑色の花を咲かせる珍しい桜で、4月中旬頃～下旬頃に開花します。平安時代の貴族の衣服の、萌黄色のような花を咲かせることが名前の由来です。花の緑色は葉緑体によるもので、八重咲きの花びらは、だんだんと内側から外側に向けて赤くなります。御衣黄桜の花言葉は、緑色の花のイメージによくあう、安らぎを感じる花言葉です。

鬱金桜（ウコンザクラ）の花言葉は、優れた美人、です。鬱金の根の色のように黄色の花が咲くことから鬱金桜という名前が付き、別名を美人桜（ビジンザクラ）といい、幸せを呼ぶ桜といわれています。開花の時期は、4月中旬頃～5中旬頃です。最初は黄色をしていますが、咲き終わりのころには、花の色がピンク色になります。日本国内では数が少なく、とても希少な桜です。

緑萼桜（リョクガクザクラ）の花言葉は、優れた美、です。別名を緑桜（ミドリザクラ）といいます。豆桜（マメザクラ）の一種で、一重咲きの真っ白な花と、緑の萼（がく）が特徴の桜です。樹高は低く、花は水平に開かず、半開状態で開き、釣鐘状で下向きに咲きます。1916年4月に、御殿場市で発見されました。日本固有種で、清楚な小さい花を咲かせます。

淡墨桜（ウスズミザクラ）は、日本三大桜の一つで、品種は彼岸桜（ヒガンザクラ）です。彼岸桜の花言葉は、心の平安、独立などで、お彼岸の頃に、ほかの桜さきがけてさくことから、この花言葉がつけられたといわれています。淡墨桜はつぼみのころはピンク色をしており、開花をすると白に、その後、淡い墨色になることが特徴です。岐阜県本巣市の根尾谷・淡墨公園にある一本桜で、国の天然記念物に指定されています。

アーコレード（Arcolade）の花言葉は、桜の全般をあらわす花言葉と同じく、精神の美、などです。イギリスで生み出された品種で、花びらがハートの形をしています。イギリスでの開花の時期は春ですが、日本では春と秋の二期咲きです。花びらは淡紅色で、内側から外側にかけてグラデーションで濃くなり、半八重咲きで、大輪の美しい花をつけます。

美しく咲く姿のとおり、花言葉も清廉な桜は、種類も咲く季節もさまざまですが、その花言葉は、どれも心が明るく透きとおるような気持ちになるものばかりです。桜を見上げるとき、美しい花言葉を思いうかべると、美しい花と、美しい花言葉が、そっと心に寄り添ってくれるようです。美しい桜とともに、ぜひ素晴らしいひと時お過ごしください。