エーデルワイスの種類
エーデルワイスの種類は、世界で約30種類しかありません。品種改良はほとんどされておらず、原種に近い状態です。どの種類も見た目は似ていますが、よく見てみると違いがあります。観察するのが楽しいので、人気な植物です。日本では、ウスユキソウ属の植物を総称してエーデルワイスと呼びますが、どんな種類があるのか、みていきましょう。
ハヤチネウスユキソウ
日本ではエーデルワイス=ハヤチネウスユキソウです。名前の「ハヤチネ」は、岩手県の早池峰山に自生していることが由来され、ほかの品種に比べると、花が大きく草丈も30cmまで成長します。
チシマウスユキソウ
チシマウスユキソウは、昔から栽培が盛んにおこなわれている種類です。原産地は南千島で、小柄で育てやすいことから人気があります。全体がグレー色の細かい毛におおわれていることが特徴です。
ヒナウスユキソウ
高山植物として人気があるヒナウスユキソウは、草丈が15cmほどまで成長し、東北地方で見ることができます。葉の生え方に特徴があり、互い違いに生えているので、ほかの品種と見分けられるポイントのひとつです。
ホソバヒナウスユキソウ
ホソバヒナウスユキソウは、ヒナウスユキソウの変種として知られています。ヒナウスユキソウに比べると、全体的に小柄で葉が細いことが特徴です。
エーデルワイスの開花時期と観光スポット
エーデルワイスは、高山植物ということがひとつの特徴です。日本では、植物園でエーデルワイスを観察することができます。開花時期や見頃はいつなのか、みていきましょう。
開花時期と見頃
エーデルワイスは、5月~6月頃に開花が始まります。見頃をむかえるのは、5月半ば~6月の終わり頃です。多年草ですが、寿命はあまり長くありません。
観光スポット
日本でエーデルワイスが見れる名所は、北海道の「六甲高山物園」や、長野県の「白馬五竜高山植物園」です。どちらの植物園も、エーデルワイスだけではなく、多くの高山植物を鑑賞することができます。
まとめ
音楽の授業で聞く「エーデルワイス」も素敵な曲ですが、花姿も「高貴な白」という意味を持つ名前のとおり、うつくしいですね。登山をする機会がなくても、日本では鑑賞できる場所があるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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