ハマナスとは？その種類や食用としての効能から観光名所まで紹介

6月から8月にかけて北海道の海岸沿いのあちこちで見ることができます。北海道だけではありません。主な観光名所をご紹介します。

細長い砂州がハマナスコースとなっています。片道1.4km。徒歩で約30分。ハマナス大群落の名所です。根室市観光協会のサイトによると「国内最大級」。根室市観光協会

暑寒別連峰を遠く臨みながら、あるいは灯台を背景にハマナスが風にあおられて咲きます。見ごろは6月中旬から7月中旬。開花情報は石狩観光協会の公式サイトで確認できます。石狩観光協会

オロンコ岩にハマナスが咲き始めるのは7月下旬。8月いっぱいは楽しめるでしょう。「知床岬」は特別保護地域に指定されていて自生地は立ち入り禁止区域も多いので、案内に従いましょう。遊覧船で海から眺めるコースもあります。知床世界遺産公式サイト

花の見ごろは7月始め～8月いっぱい。小清水町サイト

茨城県はハマナス自生の太平洋側の南限とされていて、ひたち海浜公園内の常陸ローズガーデンの一角に「ハマナスの思い出ガーデン」が設けられています。約1600株。見頃は5月中旬から。ハマナスの他にも四季折々、さまざまな花が同時にあるいは入れ替わりで見ごろを迎えます。国営ひたち海浜公園

日本三景と謳われる京都の観光名所。天橋立公園の砂洲に、つまりさかさまに覗いた時に天に続いているように見える長い砂洲にハマナスが自生しています。例年5月いっぱいが見ごろ。天橋立観光ガイド

鳥取の観光名所・鳥取砂丘から南に約3キロ。いなばの白兎神話の伝承地。海水浴場です。少し西の米子市弓ヶ浜でもハマナスが確認されています。この一帯は、ハマナス自生南限地帯として国の天然記念物に指定。5月始めから咲き始めます。鳥取県観光案内

自生地を中心にご紹介しましたが、各地で植栽されていますから、お近くの植物園を探してみるのもいいですね。隠れた名所があるかもしれません。

名所に見に行くのもいいですが、ハマナスは庭で育てることもできます。南限は自生より緩く、四国や九州でも植栽できます。植え付けは1月から2月頃。水はけのよい土を準備します。よほど暑い場所でなければ育ちます。地植えにするなら他の植物との距離や生活動線を考えて植えましょう。うっかり棘に触れると怪我をします。あえて防犯用に勝手口あたりに植えることもあるようです。

こちらは四国の庭に植栽して10年以上経ったハマナス。大きくならないように毎年強めに剪定していますが、まったく世話要らず、病気知らずの元気者です。