柿渋の作り方
柿渋の作り方①手順
一般的な渋柿の作り方の手順をご紹介します。
- 8月~9月の柿がまだ青い時期に収穫する。
- 収穫した日のうちに果実を金づちなどで砕き、ひたひたになる程度の量の水に浸ける。
- ときどきかき混ぜながら5日程度置く。
- 発酵して臭いが立ってきたらろ過、圧搾をする。
- できあがった液体を保存できる容器に入れ1年以上熟成させる。
- 沈殿物を除き、上澄みだけをすくいとる。
柿渋の作り方②作り方のポイント
柿の種類は渋みが強いものほどよいとされています。収穫した日のうちに搾汁をしないと渋の成分が変質し、柿渋ができにくくなってしまいます。柿を浸す水は井戸水や湧き水などを使用しましょう。水道水を使用する場合はカルキ抜きをしたものを使用します。保存容器は鉄製のものは避け、ビンなどを使用しましょう。
ボタニ子
無臭柿渋の作り方
市販されている無臭柿渋は通常通り製造した柿渋を特別な方法でろ過・精製しにおいのもととなる物質だけを取り除いています。特殊な技術が必要となるので、残念ですが個人的に無臭柿渋を作るのは難しいでしょう。
次のページでは、柿渋の用途をくわしく解説します。
おうちで作ろうと思っているかたは硬い果実を砕くのは大変ですよね。包丁でスライスしたものを袋に入れ麺棒で叩いたり、ミキサーやジューサーを使って粉砕する方法もアリです!