オウレン(黄連)にはどんな成分がある?植物の特徴や効果・効能を紹介!

オウレン(黄連)にはどんな成分がある?植物の特徴や効果・効能を紹介!

オウレンについてご紹介します。漢方方剤として「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」や「温清飲(うんせいいん)」などで有名な生薬植物、黄連(オウレン)の効果効能や栽培方法をテキストにしました。かわいらしい小さな花の特徴も合わせてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「黄連(オウレン)」の効用と利用法
  2. 2.原産地と歴史
  3. 3.生薬「オウレン」の効果・効能
  4. 4.オウレンの栽培のしかた
  5. 5.まとめ

漢方薬としては「ミツバオウレン」と下の画像の「キクバオウレン」の種類が生薬として活用できます。鑑賞向けには「セリバオウレン」「コセリバオウレン」がおすすめです。

近縁種ではウスギオウレン、バイカオウレンがあります。

このように同じオウレン種でも多岐にわたる種類が存在しています。見分けのコツは花弁の形と葉の形状です。

オウレンの花の見頃

山間部に自生する「バイカオウレン」は地面にグリーンのカバーをかけたように広がります。白い花が可愛らしいですね。

オウレンの開花は6月頃からですが、半日陰でも葉が落ちず弱光でも育ちます。花は小さな白い1cmくらいで大きくても2cm、花弁は、薄紫の6枚の花弁で愛らしい花をつけます。結実も花弁型になっているのが特徴です。

追肥・結実(種取り)

追肥について

草系の植物なので元肥料以外特に必要ありません。根を太くしたい場合は、元肥と窒素肥料追肥を年1.2回程度与えましょう。根を自由に成長させるならば、柔らかくした土に腐葉土などを混ぜてから植えると早く根をはります。

結実、種取りについて

花弁のように見えるのが種になります。これが白っぽくなり乾いてきたら採取します。種類によっては先端部分が赤っぽかったり薄紫色になっていたりします。オウレンは多年草なので毎年咲きます。また自然に種が落ち新芽が出るので、地植えならば種をとって別植えするとよいでしょう。

オウレンの苗の購入・値段

冬場でも2苗が300~500円台という手頃な値段で販売されていますが、オンシーズンになるとかなりの安価で手に入るので春先を待ってからでも遅くはありません。野生種ならお近くの里山などの森林に生えているかもしれませんね。

バイカオウレン

【山野草】梅花オウレン

参考価格: 598円

出典: 楽天
楽天598円

こちらは観賞用のオウレンです。

セリバオウレン

セリバオウレン (芹葉黄蓮) 9cmポット苗

参考価格: 488円

出典: 楽天
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生薬として活用できるオウレン種です。

【山野草】コセリバオウレン

参考価格: 629円

出典: 楽天
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セリバオウレンより葉が小さめなのは「コセリバオウレン」です。

【山野草】スミレバオウレン

参考価格: 898円

出典: 楽天
楽天898円

観賞用の「スミレバオウレン」です。

まとめ

Photo by Matsukin

黄連(オウレン)は裏庭や木陰でも育ちますので、日照条件が悪くても栽培できるのが魅力です。ぜひお庭の空きスペースやお部屋で栽培を楽しんでみてください。

サンライズリベリオン
ライター

サンライズリベリオン

某大学院文化科学研究科臨床薬理修士課程の社会人学生です。最近植物の魅力を再発見しています。

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