イワウチワを育てよう!
野山に咲くかわいらしく美しい花のイワウチワは、白く群生しており見ている人を癒します。そんなかわいらしい花が自宅で観賞できたら素敵だと思いませんか。この記事ではイワウチワについて基本情報や特徴、育て方や植え付けの方法から増やし方まで細かく紹介します。株分けや冬越しの方法などイワウチワを生育するのにあたり必要な情報を解説するので、自宅でイワウチワを育ててみたい方はぜひご覧ください。
イワウチワとは?
イワウチワという名前があまり聞き慣れないめずらしい名前なので、まずはイワウチワについてどんな植物で、どんな特徴があるのかなどについて紹介します。気になる花言葉や花の名前の由来なども解説するのでご覧ください。
イワウチワの基本情報
イワウチワは日本の固有種で山岳地帯や広葉樹林帯などに自生する高山植物であり、全国各地に分布している山野草です。種類によっては絶滅危惧種に指定されている植物もあるなどの特徴があり、希少種もあるので見つけたら目にやきつけましょう。
科名 | イワウメ科 |
属名 | イワウチワ属 |
和名 | 岩団扇 |
学名 | Shortia uniflora |
英名 | Nippon Bells |
原産地 | 日本 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | やや弱い |
イワウチワの花言葉
イワウチワは3月の誕生花の1つとして紹介されることがあり、花言葉は「春の使者」「適応力」です。山々の日陰や岩場などにぽっと咲くかわいらしく、しとやかな花が春のおとずれを告げるようだと、そのような花言葉がつけられました。また高山植物として標高の高い山岳地帯や険しい岩場などでも自生することから適応力という花言葉もつけられたといわれています。
イワウチワの開花時期
イワウチワの開花時期は4月~6月で、まさに春のいぶきを感じさせる植物といえるでしょう。多年草なので何年にもわたり生育するため、大切に育てれば毎年かわいらしい花を観賞できます。春に花を咲かせたあとは夏・秋と緑色の葉を茂らせ、冬も少量の葉をつけながら休眠しますが、その後また白い花を咲かせるのでしっかりとお世話をしましょう。
イワウチワの名前の由来
イワウチワという名前は特殊で特徴的で由来がとても気になりますが、イワウチワという名前はその葉の形からきているといわれています。イワウチワの葉は丸くてまるで団扇のような形をしており、山々に咲いている様子は自然の中の団扇のようです。また自生する場所は岩場なので、岩に育つ団扇ということでイワウチワという名前がつけられました。
出典元:photo ac