蓮華の花の花言葉
蓮華の花の花言葉は
- 心が和らぐ
- 私の幸せ
- 感化
- あなたに会うと私の苦しみは消える
蓮華が誕生花の誕生日
レンゲの花が誕生花の誕生日は、蓮華の咲く季節「3月3日」「3月12日」「3月22日」「4月8日」「4月13日」「4月18日」です。最近では誕生日に誕生花をプレゼントする人も増えています。皆さんも花言葉を添えてプレゼントをしてみませんか。
蓮華の花の特徴
蓮華は野に咲く花
レンゲの花の一番の特徴は、花屋には売っていない野に咲く花ということです。最近では、実際に田んぼや野道で咲いているレンゲを見たことがない人もいるのではないでしょうか。レンゲは室町時代に中国から輸入されました。
江戸時代では緑肥を目的に撒かれた
江戸時代に田んぼの緑肥を目的に種を蒔き始めました。日本の春の風物詩として、懐かしいと感じるレンゲも元は中国産です。化学肥料に切り替わった現代ではレンゲの花畑が減っています。野生化したレンゲも見られるようですが、あまり多くはありません。
思い出の中のレンゲ
子どもの頃に見たレンゲ畑の幻想的な美しさを、大人になってふと思い出すことはありませんか。レンゲの花やたんぽぽなど、人の手入れも必要とせずに咲く野の花には、花屋で買う花と違い特別な意味や思い入れがあります。レンゲの咲く季節が春であることや、少女時代に花冠を作って夢中で遊んだ、あの甘酸っぱい思い出も「蓮華の花」の特徴ではないでしょうか。
紅紫色の花びら
可愛い見た目
レンゲの特徴は、やはり可愛い見た目ではないでしょうか。マメ科ゲンゲ属であるレンゲの花は、遠目ではピンク色に見えますが、近づいて見ると先端と茎近くの花びらの色が違うと分かります。茎近くは紫色がやや強くて、先端に向けてピンク色から、白色になっていきます。7枚から9枚の小さな花びらが、くるりとひと回りして花の形を作ります。
ハチミツも取れる
レンゲから採れるハチミツは、マイルドで香りがとても良く栄養価も高いため、ハチミツの中でも最上級品として知られています。
牧草としても優秀な蓮華
ヤギのミルクともいわれる
レンゲの葉は何枚かの小葉から構成されています。小葉の特徴は楕円形で柄が薄く入っています。古くは西洋や中国で山羊や羊、牛などの食用になっていました。レンゲの柔らかい葉っぱを食べると、ミルクをたくさん出すことから、「ヤギのミルク」と言われます。日本ではヤギや羊の乳はあまり馴染みがありませんが、英名「Chinese milk vetch」からも、西洋では手入れの不要なレンゲの葉っぱが牧草として重宝されていたとわかります。
和名はゲンゲ
レンゲの花の正式和名はゲンゲ、漢字表記は「紫雲英」です。レンゲの花が田んぼ一面に咲いている様子を、低くたなびく紫の雲に見立てたところから付いたと言われています。また、紫雲はレンゲが咲く季節によく見かける雲でもあり、「しうんえい」とそのまま読むこともあります。
一般的にはゲンゲよりレンゲ
別名の蓮華草は、ハスの花に似ていることが由来です。一般的にゲンゲよりレンゲのほうが浸透して使われています。1709年「大和草本」にレンゲのことが表記されています。江戸時代の末期頃になると、特に好まれて詩歌などに詠まれるようになりました。
蓮華は春の季語
レンゲは仲春の季語です。仲春の意味は啓蟄から清明までのことをさします。仲春の季語は他に、「春分の日」「雪解」「初雷」「桜」などがあります。1716年「俳諧通俗誌」にすでに季語として所出しています。仲春の時期はまだ早い春を意味し、北と南の寒暖差が出る時期です。レンゲの花が咲く季節にも、北と南では地域差が出ますね。皆さんがレンゲの花を見た記憶は肌寒い春だったでしょうか。それとも、春の日が降り注ぐ暖かい時期でしたか。
俳人に愛されたレンゲ
俳句で蓮華の花は「げんげん」「げんげ」「蓮華草」と呼び名を変えて愛されています。「げんげんの下で仏は生れけり」「蓮華草我も一度は小供なり」どちらも正岡子規の俳句です。レンゲの花から感じる儚さの意味とは、大人になることでしょうか。