5月3日の誕生花は?
5月3日の誕生花は「フロックス」
5月3日(5/3)の誕生花はフロックスです。北アメリカを中心に分布するハナシノブ科の植物で、70種類もの園芸品種があります。育ち方も一年草や多年草、常緑種や落葉種などさまざまで、花の色も非常にカラフル。選ぶ種類によって、花壇をポップにもシンプルにも演出できます。
名前 | フロックス |
学名 | Phlox |
別名 | キキョウナデシコ、クサキョウチクトウ、オイランソウ |
科属名 | ハナシノブ科フロックス属 |
原産地 | 北アメリカ、北東アジア |
開花の時期 | 3月~11月(種類によって異なる) |
花の色 | 白、赤、ピンク、黄色、オレンジ、紫、青など |
特徴 | グランドカバーに向く |
名前の由来
フロックスはギリシア語の「phlox」または「phlogos」が語源とされています。どちらも炎を意味する単語で、フロックスのあざやかな花色にちなんだ名前です。また、おしろいのようなにおいがすることから「オイランソウ(花魁草)」、キョウチクトウに葉が似ているため「クサキョウチクトウ(草夾竹桃)」などの別名もつけられています。
代表的な4系統
パニキュラータ種
パニキュラータ種は多年草の形態を取る種類で、数年間植えっぱなしでいても元気に育つ丈夫さが特徴です。環境が合えば1mほどまで草丈を伸ばすこともあります。花の色は青紫、紫、白などで、中央部分が白くなるタイプのものもあります。
ストロニフェラ種
ストロニフェラ種は常緑でつる性のフロックスです。代表的な品種にツルハナシノブがあります。水持ちのよい環境を好み、横に広がるように成長が進みます。草丈は高くても50cm程度までのものがほとんどで、グランドカバーにも使いやすい品種です。
スブラタ種
こちらも多年性で、草丈の低いタイプの種類です。グランドカバーによく使われる種類で、シバザクラもこのスブラタ種フロックスにあたります。じめじめした環境が苦手ですが、乾燥には耐性があります。斜面やロックガーデンなど、ほかの植物が育ちづらい場所でも育つのが魅力です。
ドゥラモンディ種
一年草形態のフロックスです。花の色が非常に多く、咲き方も八重咲きや花びらの先がとがっているものなどバリエーションに富んでいます。品種によって印象が違うので、花壇の雰囲気に合わせて選ぶ楽しみがありますね。暑さに弱くて夏になるころには枯れてしまいますが、華やかさはピカイチです。
育て方のポイント
フロックスは種類によって性質が異なるため、それぞれに合わせた育て方で管理する必要があります。パニキュラータ種は日当たりがよく肥よくな土壌で、ストロニフェラ種は半日陰で乾燥に注意しながら育てましょう。スブラタ種も日なたを好みますが、過湿状態は苦手です。ドゥラモンディ種は日当たりと水はけのよい花壇で育てます。
グランドカバーに最適
丈夫な種類が多く、育て方も比較的簡単なことから、フロックスはグランドカバーとして利用されることも多い植物です。地面を這うように広がって花を咲かせるので、バラやチューリップなど、背の高い花との相性が抜群です。メインにしたい花と同じ時期に開花する品種を選べば、華やかな花壇を作れますよ。
ボタニ子
ボタ爺
グランドカバーなら草丈の低いもの、メインにするなら大輪のものなど、目的に合わせて種類が選べるのが嬉しいの。
開花の時期や花の色など、種類によって全然違うんだね!