5月31日の誕生花は?
5月31日の誕生花は「キショウブ」
アヤメ科アヤメ属の多年草、キショウブ(黄菖蒲)が5月31日(5/31)の誕生花です。アヤメやハナショウブ、カキツバタなど、日本には在来種のアヤメ属が多く見られますが、キショウブは西アジア~ヨーロッパを原産地とする外来種で、明治時代に渡来しました。豊富な花色を誇るハナショウブの中にも黄色い花を咲かせる品種がなかったため、あざやかな黄色のキショウブはとても珍しがられたといわれます。
名前 | キショウブ(黄菖蒲) |
科属名 | アヤメ科アヤメ属 |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | 地中海沿岸 |
開花の時期 | 5月~6月 |
花の色 | 黄色 |
暑さ / 寒さ | 強い / 強い |
特徴 | 外来種、開花期が短い |
キショウブの特徴
まずはキショウブについて、名前や育て方など4つの特徴を順番に見ていきましょう。英名の「Yellow Flag」はキショウブの咲いているようすにぴったりの、とてもかわいらしいネーミングですね。アヤメやショウブなど似た花が多くありますが、見分け方のポイントをおさえれば簡単に区別ができますよ。
特徴①見た目に由来した名前
和名の由来はシンプルで、黄色いショウブだからキショウブです。英名では「Yellow Flag:黄色い旗」とも呼ばれていますが、池のほとりで風に揺れている花が、黄色い小旗のように見えることにちなんでいます。どちらも美しい花色を際立たせる、シンプルでわかりやすい名前ですね。
特徴②アヤメとショウブの違い
キショウブによく似た植物として、「アヤメ」や「ショウブ」があります。アヤメはアヤメ科、ショウブはショウブ科とそもそもの科が異なるほか、以下のような違いで見分けることが可能です。今回ご紹介するキショウブは、名前にショウブがついているものの、アヤメ科の植物。少しややこしいですが、美しい花を咲かせることを考えれば区別できますね。
アヤメ | ショウブ | |
科名 | アヤメ科 | ショウブ科 |
花のようす | 色あざやかなもの | 薄緑色で地味なもの |
香り | なし | あり |
特徴③前向きで華やかな花言葉
キショウブの花言葉は、「しあわせ」「私は燃えている」です。幸福を意味する黄色が美しい花なので、このような花言葉がつけられたのでしょう。キショウブは流通量が少ないためギフトにはしづらい花ですが、ぜひしあわせになってほしい人、応援したい人に贈りたいですね。
特徴④丈夫で育て方も簡単
キショウブは暑さにも寒さにも強く、丈夫で育て方も簡単な植物です。多少の日陰でも元気に育ち、水切れさえ起こさなければ、乾燥してもすぐには枯れません。生育が旺盛なので、鉢植えは2年に1回、庭植えでも3年に1回程度の頻度で植え替えを行うといいでしょう。放置するとあっという間に混み合ってくるので、成長に合わせて間引きをしてくださいね。
5月31日の誕生花(キショウブ以外)
5月31日の誕生花のうち、球根植物の「シラー」と、パステルカラーが愛らしい「ルピナス」について、その特徴と花言葉を見ていきましょう。どちらも鉢植えや花束で入手しやすいので、5月31日生まれの人へのギフトにするならキショウブよりもこちらの花のほうがおすすめですよ。
5月31日の誕生花①シラー
4月~6月に開花する、ヨーロッパやアフリカ、アジアを原産とする球根植物です。別名をワイルドヒヤシンスといいます。原種が100種類以上あり、その草姿は品種によって多彩です。「変わらない愛」「隠れた価値」「さびしさ」「不変」など、ロマンチックで少し控えめな印象の花言葉をたくさん持っています。花言葉を添えてギフトとして贈れば、心が通じ合いそうですね。
5月31日の誕生花②ルピナス
こちらも同じく4月~6月が開花時期の、すらりと伸びた花茎が美しい花です。まるでオオカミのように荒れた土地でも元気に育つことから、ラテン語の「lupus:オオカミ」が花名の語源となっています。紫や白、ピンクにオレンジなど、花色が豊富なことも魅力です。「想像力」「いつもしあわせ」「あなたは私の安らぎ」といった、心を癒す花言葉を持ちます。