フェニックスロベレニーの育て方
フェニックスロベレニーの栽培のコツを紹介します。庭に植えて成長を楽しむのもよいですが、植木鉢で栽培することも可能です。園芸店やインターネットで苗木が販売されています。住宅環境にあわせて、好みのスタイルで栽培を楽しんでみてください。
育て方①栽培環境
フェニックスロベレニーは、日当たりのよい場所を好みます。日陰でもよく育つので、場所を選ばず栽培可能です。植木鉢で栽培する場合は、太陽の位置にあわせて移動させるのもよいですね。屋内で管理する場合は、明るい窓際に置くとよいでしょう。直射日光により葉やけを起こす可能性があるので、カーテンを閉めるなど工夫するとよいですよ。
冬の管理方法は?
暖かい地域の冬越しは、気温が0℃を下回らなければ屋外でも心配はいりません。屋内では、窓際から移動させて冷気が当たらないように工夫してください。
育て方②植え付け
地植え栽培を楽しむ場合は、寒い時期を避けて植え付けを行いましょう。5月以降の暖かい時期が適しています。鉢植えで栽培する場合は、しばらくの間は日陰で管理して、徐々に日光に慣らしていく方法がおすすめです。用土は観葉植物用のものがよいですよ。
育て方③水やり
地植えは水やりをしなくても育ちますが、乾燥が続く場合はたっぷりと水やりをしてください。鉢植えは水切れを起こしやすいので、1日一回は水やりをしましょう。冬場は、地植え鉢植えどちらも水やりは控えて管理をします。
屋内栽培には葉水を!
屋内で育てている場合は、湿度を保つためにも葉水を行いましょう。霧吹きを使うと便利です。エアコンの風が当たると葉水の効果が薄れてしまうので、風が当たらないように気をつけてください。
育て方④肥料
地植え栽培は肥料がなくても育ちますが、5~10月の間に緩急性の肥料を使うと成長を促す効果が期待できます。鉢植え栽培にも同時期に肥料をあげてください。液体の肥料を使うのもよいですね。
育て方⑤害虫対策
フェニックスロベレニーは病気には強いですが、カイガラムシがつくことがあります。風通しをよくしたり乾燥に気をつけたりして管理をしてください。屋内での栽培にはハダニに注意しましょう。薬剤で駆除するほか、水で洗い流す方法もおすすめです。
フェニックスロベレニーの剪定方法
フェニックスロベレニーは手入れも少なく育てやすいですが、長く栽培を楽しんでいると下葉が古くなり、垂れ下がってきます。枯れた姿は見た目も悪いので、適宜、剪定をしてください。付け根の辺りから葉を切り落とすのがコツです。年間を通して剪定ができますので、コツを抑えて枯れた葉を取り除いてしまいましょう。
怪我をしないように、軍手をして刃物で切り落とすのがおすすめです。
フェニックスロベレニーの増やし方
フェニックスロベレニーは大型の植物なので、株分けが難しい植物です。また、枝がないので挿し木をすることもできません。フェニックスロベレニーを増やす場合は種まきがおすすめです。収穫した果実から種を取り出して、植えてみるのもよいですね。発芽までにはおよそ2ヶ月かかるといわれています。暖かい環境で、成長を見守ってあげてくださいね。
まとめ
フェニックスロベレニーはヤシの木の中でも、寒さに強い特徴があります。手入れもしやすいので、はじめて植物を育てる人にもおすすめです。自宅に一本あるだけで南国気分が味わえるフェニックスロベレニー。ぜひ、栽培に挑戦してみてください。
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根詰まりを防ぐためにも、2年ごとの植え替えがおすすめだよ。植え替えは5月以降に行い、半月ほど日陰で管理してあげてね。