トックリランとは?
トックリランの基本情報
トックリランはふっくらした株元が徳利に似ているのが特徴で、垂れ下がる細い葉が美しい人気の植物です。育てている方も多いので、どこかで見かけたことがあるのではないでしょうか。丈夫で長命なトックリランの基本情報をお伝えします。
学名 | ボーカルネアレクルバータ(Beaucarnea recurvata) |
属名 | キジカクシ科トックリラン属 |
英語名 | ポニーテール(Ponytail Palm)ノリナ(旧属名Nolina) |
和名 | 徳利蘭(とっくりらん) |
原産地 | メキシコ |
形態 | 多年草 |
開花時期 | 夏 |
樹高 | 15~200cm |
耐寒性 | 中程度(0℃) |
耐暑性 | 強い |
栽培適温 | 15~20℃ |
ボタニ子
ボタ爺
蘭の仲間ではない。呼び名がいくつもあるのは個性的で親しみやすく、人気があるからじゃと思うがの。
トックリランの特徴
トックリランの最大の特徴であるふっくらした株元は基部と呼ばれ、干ばつにも生き残れるように水分を蓄えています。細い葉は垂れ下がりますが、上に向かって成長する種類もあります。園芸初心者の方でも育て方で失敗することが少ないので、おすすめの観葉植物です。
トックリランの花言葉
トックリランの花言葉は「多くの才能」です。10年以上たったトックリランの花は数十年に1度咲くといわれています。過酷な環境でも生き抜くトックリランが咲かせる花は、苦難を経て開花する才能に似ていますね。才能が開花した方への贈り物として人気があります。
トックリランの種類
生き残るためにある基部の膨らみは生命力を感じさせ、世界中に愛好家がいて親しまれています。人気のトックリランにはいろいろな種類がありますので、そのうちの5個をご紹介しましょう。
①ノリナレクルバータ(Nolina Recrbarta)
トックリランとして流通している代表的な種類で、丸みを帯びた株元と、放射状に成長する深緑の細葉に観賞価値があります。室内なら四季を通じてインテリアグリーンとして楽しめます。
②ノリナグアテマレンシス(Nolina Guatemalensis)
最近はノリナグアテマレンシスという種類が多く流通しています。豊富な細葉が美しく垂れ下がるのが特徴です。成木は数メートルに達するものもあり、葉が長いのが特徴です。園芸店や通販で、豊富なサイズが販売されています。
③ノリナネルソニー(Nolina Nelsonii)
先端が鋭く、ブルーがかった緑色の葉が四方八方上を向いて育つクールな印象があります。日本ではまだ珍しい品種ですが、写真のように庭に地植えされたものが存在感をみせています。霜に強く、氷点下にも耐える人気の品種です。
④ノリナミクロカルパ(Nolina Microcarpa)
ミクロカルパは、細い葉が繊細な印象を与える種類ですが、しっかりした葉の縁が鋸状で野性的な雰囲気が魅力です。葉が地下茎から生えているのが特徴で、アメリカのアリゾナやメキシコを原産地として、砂漠草原や森林地帯に自生しています。
⑤ノリナヒベルニカ(Nolina Hibernica)
ラ・シベリカとも呼ばれる品種で、メキシコ北東部の山岳地帯に野生していました。氷点下マイナス15℃の耐寒性があるといわれています。他の種類に比べると成長速度ははやく、ゆたかに茂る葉が風に揺れる優雅さが魅力です。
ボタ爺
次にトックリランの育て方を説明する!
「象の足」とも呼ばれ、日本には明治なかばに来たと聞きました。ランの仲間はではないんですよね。