アジアンタムはどんな植物?
観葉植物のアジアンタムはホウライシダ属に分類され、温帯から熱帯に分布しておりブラジルが原産国の常緑性のシダ植物です。園芸品種が「アジアンタム」の名前で流通していますが、その名前の由来は葉が水をはじくことから、ギリシャ語で濡れないことを意味する「adiantos(アディアントス)」からつけられています。
アジアンタムの特徴
アジアンタムは風になびく小さくて薄い葉が、とても繊細で几帳面な一面をもっています。ちょっとした環境の変化に敏感で、葉がちりちりになって枯れるのです。管理は難しいので、湿度には特に気を付けましょう。アジアンタムには種類もあり、栽培方法として水耕栽培も可能ですし株分けで増やすこともできます。
アジアンタムの種類
アジアンタムの種類は世界で約200種ありますが、日本で流通しているのは約8種ほどになります。その中で、みなさんが園芸店などで見かけたことがある5種を紹介します。流通量の少ない物もあるので、もし園芸店などで見かけた、購入して育ててみませんか?難しい植物で手間もかかるでしょうが、育て甲斐がありますよ。
①アジアンタム・ラディアナム
アジアンタムといえば、一般的にラディアヌム(ラディアナム)のことを指しています。園芸店で見かける種はラディアヌムが多いでしょう。ラディアヌムは細かく鮮やかな緑色の葉が軸にたくさん茂り、葉の軸は黒褐色でワイヤーのように固く枝分かれしています。
②アジアンタム・マクロフィラム
アジアンタム・マクロフィラム(ミクロフィラム)は、別名マイクロアジアンタムといいます。ほかの品種に比べて葉が小さいので乾燥にはとても弱く、管理の難易度はより高めになります。押し花愛好家に人気の品種ですよ。
③アジアンタム・スノーフレーク
アジアンタム・スノーフレークは緑の葉の葉脈(ようみゃく)にそって白い斑がまばらに入っているのが特徴です。
④アジアンタム・フリッツルーシー
アジアンタム・フリッツルーシーは、一番多く流通しているラディアヌムの葉よりも小さなく柔らかい印象の葉ですが、茎が立ち上がって伸びているのが特徴です。
⑤アジアンタム・ピーコック
アジアンタム・ピーコックは、新芽付近がほんのりピンク色をしています。しかし成長するにつれて緑色に変化するのが特徴です。
次からはアジアンタムの花言葉を紹介します!