はじめに
ゴムの木は室内のインテリアとして人気の観葉植物です。種類も豊富で手入れも簡単なことから、初心者でも育てやすい特徴があります。ゴムの木は種類によって、見た目も大きさもさまざまです。「種類が多すぎてどの木にしようか迷っている」という方も多いことでしょう。本記事ではゴムの木の中でも人気の種類をご紹介します。
ゴムの木ってどんな植物?
ゴムの木は手入れの簡単なインテリアグリーンとして有名ですが、どんな木なのかは意外と知られていません。品種改良も盛んでさまざまな種類があり、一般的なゴムの木のイメージとは異なる見た目をした木も多いです。ゴムの木がどのような特徴を持った植物なのか、まずは基本的なことからご紹介します。
クワ科フィカス属の観葉植物
ゴムの木はクワ科フィカス属の観葉植物のことをさします。もともと樹液から天然ゴムをとっていたことからゴムの木と呼びますが、熱帯地方を中心に多様な種類が自生してきました。日本でゴムの木というと、「インドゴムの木」が真っ先に浮かびます。インドゴムの木は成長すると60mをこえることもある木ですが、品種改良や突然変異でさまざまな種類があるゴムの木の代表品種です。
フィカスとはイチジクのこと
ゴムの木が属するフィカス属の「フィカス」とは「イチジク」のことです。イチジクをラテン語でいうとフィカスになります。一見似ても似つかない木にみえますが、イチジクとゴムの木は同じ種類の木です。
インテリアとしても人気
ゴムの木はどの種類も手入れが簡単で、初心者でも簡単に育てられる木です。そのためインテリアグリーンとしても人気で、さまざまな種類が売られています。お店に置かれている観葉植物の多くも、ゴムの木の仲間を見かけることが多いです。見た目や成長速度も種類によってさまざまなため、ゴムの木の仲間と気付かないものも多くあります。
樹液に注意
ゴムの木を剪定したり傷んだ葉を摘んだときなど、傷口から樹液がでてくることがあります。ゴムの木の樹液は直接触れてしまうと、体質によってはかぶれることがあるのです。手入れをするときにはゴム手袋を着用し、手につかないように気をつけましょう。衣服についても取れにくいため、鉢の下に新聞紙を敷いて、エプロンをつけてから手入れするのがおすすめです。
ゴムの木の人気種類①アルテシマゴム
アルテシマゴムはインドゴムの改良品種です。ゴムの木の中でも手入れが簡単な人気の品種で、インテリアグリーンとしてだけでなく、お祝い用のプレゼントとしてもよく選ばれます。ゴムの木の中でも人気の品種であるアルテシマゴムについてご紹介します。
基本情報
インドゴムの木の改良品種で、学名は「Ficus altissima(フィカス・アルテシマ)」です。「アルテシマ」はラテン語で「最も背が高い」という意味があり、その名のとおり観葉植物の中では大きくなります。気候条件のあった地域で自生しているものの中には、30mになることもある木です。
出典:写真AC