日向夏（ひゅうがなつ）とは？かんきつ品種としての特徴や食べ方を紹介！

日向夏は爽やかな香りと、酸味、甘さが重くなくさっぱりとしているのが特徴です。くどいような甘さがないため、そのまま食べるのはもちろん、デザートやスイーツとして食べるだけでなく、料理に使っても違和感がありません。かんきつ類の中でもさまざまな料理に使える種類は少ないです。いろいろな食べ方があるのでここでいくつか紹介します。

日向夏は皮と実の間に、ふわふわした白い部分が多くあります。他のみかんと違ってふわふわした部分も食べるのが特徴です。食べた方が美味しいのです。強い酸味はありますが白い部分がほのかに甘く、一緒に食べるとが酸味が和らぎおいしいです。黄色い皮をナイフで薄く剥いて、ふわふわした白い部分ごと8つほどに切って食べるのがおすすめです。

日向夏は酸味が強いため、そのまま食べるのが苦手という人もいます。そのような場合は砂糖をまぶして甘くして食べると酸味がやわらぎ、食べやすくなります。ゼリーに入れるととても爽やかで美味しいゼリーになります。皮をつかってマーマレードジャムを作るのもおすすめです。マーマレードジャムは肉料理に使うと爽やかな風味で、肉の臭みも取ってくれます。

日向夏は白い皮の部分が多くペクチンが豊富に入っているため、ジャムづくりにはとてもおすすめです。ジャムを焼き菓子の生地に混ぜ込んで美味しいお菓子ができますし、パウンドケーキの上に飾りのように薄切りにしたものを乗せて焼くと、お洒落な焼き菓子になります。オーブンで焼いている間、日向夏の爽やかなよい香りがキッチンに漂うでしょう。

日向夏を一口大に切って、レタスやトマトやキュウリとあわせてドレッシングをかけて食べると、爽やかな香りが楽しめるサラダになります。砂糖としょうゆで味付けした煮物に日向夏を入れると爽やかな風味がアクセントになっておいしいですよ。酢の物に入れると日向夏の香りをそのまま楽しむことができます。和風、洋風どちらの料理にもあう食材です。

日向夏はそのまま置いておくと乾燥して、皮が縮んできます。内側の白い皮を楽しみたい果物なので乾燥させると味が落ちてしまう可能性があります。乾燥を防ぐために新聞紙で包んでビニール袋に入れて冷蔵庫に入れて保存してください。この方法で乾燥は防げますが、できるだけ早めに食べ頃の時期を逃さないように召し上がることをおすすめします。