ハックルベリーの育て方
ハックルベリーは、名前に「ベリー」と付きますが、ナス科の植物です。そのため、育て方も野菜を育てるイメージの方がわかりやすいのではないでしょうか。こちらでは、ハックルベリーの育て方についてご紹介していきます。
育て方①土づくり
畑で栽培する場合は、植え付けの2週間前までに苦土石灰を1㎡あたり100gまいてよく耕します。その1週間後には、化成肥料を50g、完熟たい肥を3kgまいて改めて耕します。苗の植え付け直前に施すと、成長に影響が出ることがあるので、計画的に行いましょう。
プランターの場合
ハックルベリーをプランターで育てる場合は、成長後に倒れてしまわないようになるべく底面積の大きなプランターを用意しましょう。土は市販されている野菜用のプランター栽培用の用土がおすすめです。市販のものであれば、あらかじめ肥料も入っているので、手軽に栽培を始められます。
育て方②苗の植え付け
ハックルベリーは苗の購入して植え付けるのが一般的です。春先になると、ホームセンターや園芸店でポリポットに植えられた苗が販売されています。なるべく茎が太くて、葉っぱが大きい苗を選んでください。苗の健康状態は、その後の成長や収穫量にも関わるので、しっかりと見極めましょう。
植え付け方
苗は株間50cmほど開けて植え付けます。まず、ポットより少し大きいサイズの植え穴を掘ります。その後、ポットから苗を取り出し、土の形を崩さないように植え穴に置きます。ポットの土と畑の土の高さが同じになるように植え付け、苗の周りを掌で圧着してください。最後に水をたっぷりとかけて根の活着を促しましょう。
育て方③水やり
ハックルベリーを畑に植え付けた場合は、基本的に雨水だけで十分です。しかし、晴れの日が続き、土がひどく乾燥するようであれば、水やりをしてください。プランター栽培の場合は、3~4日に1度、土の表面が乾いたのを確認してから水やりをしましょう。
育て方④追肥
追肥は、ハックルベリーの実が付き始めたら行います。株元に化成肥料を一掴みほどまいてください。その後は生育状況を見ながら、月に1度程度、同じ要領で追肥を行います。肥料が少ないと、実の量が減ってしまうので、生育期間中は定期的に追肥しましょう。
育て方⑤収穫
ハックルベリーの収穫のタイミングは、果実の艶がなくなり、ガクが茶色く枯れてきた頃になります。さきほどご紹介したように、未熟果には毒性があるので、タイミングをしっかりと見極めてください。ハックルベリーの根元をハサミで切り取るか、指でつまむだけでも収穫できます。
保存方法
ハックルベリーは、収穫後の傷みが早いので、なるべく早く調理してください。しかし家庭菜園では、1度の収穫では調理するほどの量が収穫できない場合も多いので、その場合は冷凍保存しましょう。収穫を繰り返して、十分な量が集まってから調理すると手間も省けます。
まとめ
今回はハックルベリーについてご紹介しました。ハックルベリーは栄養価が高く、近年非常に注目されている果物です。ジャムなどに加工すれば長期間食べられるので、健康維持にもおすすめです。まだまだスーパーなどでは手に入りにくいですが、栽培は簡単ですので、家庭菜園で育ててみてはいかがでしょうか。