シャルルドゴールの剪定方法
シャルルドゴールの剪定を行う時期は、ほかの四季咲きバラと同じく冬と夏です。シャルルドゴールは植え付け後数年たつと、シュートを出さなくなります。バラは古枝への花つきがよくなく、新枝を残さないと花が咲きにくくなります。剪定を行うときは、古枝を剪定し新枝を残すよう心がけましょう。具体的な剪定方法を、行う時期別に紹介します。
冬剪定の方法
冬に行う剪定では、来年以降残したい枝だけを残し傷んでいる枝や古枝をばっさり切り取りましょう。高さが半分程度になるまで刈り込んでかまいません。余分な枝がなくなることで、株の成長をよくするほか病気や害虫の予防にもなります。
夏剪定の方法
シャルルドゴールは四季咲き性のバラで、秋にも花を咲かせます。美しい花が咲くよう、9月(寒冷地では10月)にも剪定を行います。細い枝や伸びすぎた枝を中心に、全体のバランスを見ながら剪定しましょう。このとき、春に新しく出た枝や芽を切らないよう気をつけてくださいね。シャルルドゴールは枝に棘が少なく、夏の剪定も行いやすいバラです。
シャルルドゴールの害虫対策
シャルルドゴールの注意するべき害虫は、アブラムシとハダニです。これらの害虫は、農薬を利用すると手間をかけずに駆除できますし、農薬を使用しない駆除方法もあります。害虫別に駆除するための農薬や駆除方法を紹介します。
害虫の駆除方法①アブラムシ
スミチオン乳剤 500ml
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アブラムシはカメムシの仲間で、ほとんどの植物に寄生します。栄養を吸い取るほか、ウイルスを運んできてウイルス病を発病させてしまいます。数が少ないうちは粘着テープを利用して取り除きましょう。しかし、増えてしまったアブラムシは、農薬を使用しないと駆除できません。写真のスミチオンは、アブラムシ駆除の代表的な農薬です。
有効成分 | MEP50% |
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主な適用害虫 | アブラムシ:/カキミガ/テントウムシダマシ/ナシグンバイムシ/シンガレセンチュウ |
使用方法 | 散布/空中散布/吹き付け処理 |
害虫の駆除方法②ハダニ
コロマイト乳剤(30ml)【エムシー緑化】
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ハダニは小さいうえ葉の裏に付着するため、葉に白い斑点ができてから寄生を知ることが多い害虫です。葉や花びらから養分を吸い取るため、葉を傷つけたり花の咲く期間を短くしたりします。ハダニは水分に弱く、葉の裏に霧吹きでは水をするだけでも寄生を予防できます。
農薬は同じものを使い続けない
大量発生した場合、農薬を利用しましょう。コロマイトはハダニだけでなく、ハモグリバエやコナジラミにも効果的な薬剤です。ただ、同じ農薬を使い続けるとハダニに薬剤への抵抗ができて効果が落ちます。1つの農薬を使い続けないよう、気をつけましょう。
シャルルドゴールの病気対策
ダコニール1000 250ml 多種広範囲消毒殺菌 農薬 住友化学
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シャルルドゴールが気をつけなければいけない病気に、うどんこ病と黒星病があります。日当たりや風通しをよくすることである程度予防もできますが、定期的に薬剤を散布するほうが効果は高いです。どちらの病気も葉を枯らし苗の生育に影響が出ます。農薬も活用し、病気の予防や治療を心がけましょう。
まとめ
シャルルドゴールは四季咲き性のばらで、春と秋に大輪の花を咲かせます。鉢植えでも地植えでもよいですが、日当たりのよい場所で育てると株が丈夫になります。冬と夏に剪定を行い、病気や害虫の予防のため定期的に薬剤を散布しましょう。シャルルドゴールの栽培には手間がかかりますが、春と秋に美しい花を見せてくれます。この記事を参考に、ぜひ育ててくださいね。
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