カラスによる被害
街ではゴミを荒らしたり、フンで汚したり、畑では育てている野菜や果樹を食べたりするカラス。鳥獣による農作物の被害ではシカ、イノシシに次いで3番目にカラスによる被害額が多いのです。人間から見たら厄介な存在ですね。賢いと言われるカラスの特性を知って、適切な対策をしましょう。
鳥獣保護法により駆除はNG
害鳥の認識が高いカラスですが、鳥獣保護法により勝手な駆除は禁止されています。どうしてもという場合は各自治体の窓口に相談しましょう。現状のカラス対策としては、薬などを使わず、カラスよけグッズを駆使して撃退するのが適切です。そのため、かなりの種類の道具が販売されています。
カラスの特性とは
賢いといわれるカラスですが、どれくらいの知能や知覚などを持っているのでしょうか。表にまとめてみました。
特性 | |
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視覚 |
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聴覚 |
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臭覚 |
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触覚 |
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味覚 |
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生態 |
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知能 |
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カラス対策の方法とは
「視覚」「聴覚」「物理」の特性から対策する
特性を見ると、人間の7歳児並みの知能とはカラスは相当賢いですね。意外にも鼻が鈍感なので、においではなく目で見てえさを探し当てているようです。見えるものでの対策が有効と考えられます。合わせて音や障害物も使って撃退しましょう。
グッズや設置場所を変える
これからカラスよけに人気の商品を紹介しますが、カラスは賢いので、同じ方法だけではどうしても効果が薄れてしまいます。最終的には、やはり知能戦です。何種類もの道具を変えたり、同じものでも場所を変えたりしながら、近寄りがたい環境を作っていきましょう。
カラスよけ対策まとめ
- 視覚に訴える⇒天敵などの人形、または光ものなどを吊るす
- 聴覚に訴える⇒大きな音や超音波などで驚かせる
- 物理的に触らせない⇒ネットやトゲ状のもので、えさになるものを守る
- 知能戦⇒同じ方法ではすぐに見抜かれるので、別の道具も併用したり、場所を動かしたりして工夫する
次ページからはカラスの視覚に訴えるカラスよけグッズを見ていきましょう。