8月29日の誕生花は?
8月29日の誕生花は「クルクマ」
大きな葉とユニークな花姿が印象的なクルクマが、8月29日(8/29)の誕生花です。花びらに見える部分は苞(ほう)という部分で、本来の花は苞の陰に隠れています。多数の園芸品種が開発されていて、草丈の高くなる品種を花壇の奥に配置すると、全体に立体感が出せますよ。初夏~秋と開花期が長く、育てやすいのも魅力です。同じクルクマ属の仲間には、食用・薬用として有名なウコンもありますよ。
名前 | クルクマ |
園芸分類・形態 | 球根植物・多年草 |
原産地 | マレー半島 |
開花の時期 | 5月~10月 |
花の色 | ピンク、白 |
暑さ / 寒さ | 普通 / 弱い |
特徴 | 開花期が長い、耐寒性が低い |
クルクマの特徴2選
まずはクルクマの特徴を見ていきましょう。名前の語源はアラビア語で、クルクマの利用方法にちなんだものですよ。また、ストレートでロマンチックな花言葉がつけられているため、ギフトとしても人気があります。流通の多くなる夏場には、結婚式のブーケに使う花嫁さんも多いですよ。まっすぐに伸びた花姿は、まるで神聖なトーチのようで素敵ですね。
特徴①アラビア語を語源とした名前
クルクマ(Curcuma)という名前は、アラビア語の「kurkum:黄色」が語源です。これはクルクマの根茎が、黄色い染料の原料になったことに由来していますよ。また、英語では「Siam tulip(シャムのチューリップ)」という名前でも親しまれています。上に向かって咲く花びらのようすが、同じ球根植物であるチューリップに似ていることが理由です。
ボタニ子
特徴②ロマンチックな花言葉はギフト向き
クルクマの花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」です。相手の美しさをストレートに称える、とても素敵な花言葉ですね。すっと伸びた花茎の先にフリルのような花をつけるクルクマは、ギフトにも人気があります。シンプルに束ねるだけでも、上品で都会的な雰囲気のブーケになりますよ。大きな葉が数枚ついているのも、すっきりとした印象です。
クルクマの育て方
続いて、クルクマの栽培方法です。土質をさほど選ばず、水やりの手間も少ないクルクマは、ガーデニング初心者でも比較的扱いやすいといえるでしょう。ただし冬の寒さは苦手のため、寒さ対策は万全にしてくださいね。栽培環境や肥料、植え付けなど、育て方のポイントを順番に解説します。
育て方①栽培環境
クルクマは日光を好みます。半日陰でも問題なく育ちますが、日当たりのよい場所のほうが花付きが充実しますよ。クルクマは寒さに弱いため、屋外に植えっぱなしにしたままの冬越しは難しい植物です。11月に入るまでに根茎を掘り上げて、翌年の5月までは屋内で保管するとよいでしょう。
育て方②水やり・肥料
クルクマを庭植えで育てる場合、基本的には水やりは不要です。自然に降る雨に任せ、極端に乾燥したときだけ水を与えれば十分です。鉢植えの場合は、表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。生育期に乾燥しやすいため、よく観察して水切れさせないでくださいね。クルクマは開花期間が長いため、肥料切れを起こしやすいのも特徴です。花が咲いている間は、置き肥と液体肥料を併用するとよいでしょう。
育て方③植え付け
クルクマは水はけのよい土が適しています。赤玉土と腐葉土を配合した土のほか、市販されている草花用培養土を利用するのも便利です。根茎の植え付けは5月初め、ゴールデンウィークが明けるころが適期です。地表から3cm程度の深さに植え付けましょう。生育初期に水や肥料を与えすぎると、枯死することがあるため注意してくださいね。
育て方④分球
クルクマは分球で増やすことが可能です。秋の掘り上げの際、生育状態がよければ3球か4球に増えています。これを分球して植え付けます。このとき、伸びた根の先にあるミルクタンク(養分を蓄えている部分)を切り離さないように注意してくださいね。ミルクタンクだけ植えても発芽することはありません。
「シャム」というのは、タイの昔の呼び方だよ。