12月18日の誕生花は?
12月18日の誕生花は「ビオラ」
冬~春にかけて開花して花壇を彩る一年草、ビオラが12月18日(12/18)の誕生花です。色や花姿の種類が豊富で、毎年のように新しい園芸品種が開発されています。花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットと利用範囲も広く、春のガーデニングに欠かせない花のひとつですよ。
名前 | ビオラ |
別名 | サンシキスミレ(三色菫) |
園芸分類・形態 | 草花・一年草 |
原産地 | ヨーロッパ、西アジア |
開花の時期 | 10月~6月 |
花の色 | 赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、青、紫 |
暑さ / 寒さ | 弱い / 強い |
特徴 | 開花期が長い |
ビオラの特徴3選
特徴①ギリシャ神話にちなんだ名前
ビオラ(Viola)という属名は、ギリシャ語の「イオン(ion)」が語源です。ギリシャ神話において、天帝ゼウスがイオという少女のためにスミレの花を咲かせたという伝説にちなむといわれていますよ。カラフルな花色とスミレに似た花姿から、日本での名前は「サンシキスミレ(三色菫)」です。
特徴②花色ごとの花言葉
ビオラは以下のように、花色ごとに異なった花言葉がつけられています。明るい雰囲気の素敵なフレーズばかりなので、ギフトとして贈るのにもぴったりです。相手の好きな色や伝えたいメッセージにあわせて色を選び、アレンジメントや鉢植えを仕立てるのもよいですね。
紫 | 誠実、思慮深さ、ゆるぎない魂 |
青 | 純愛、誠実な愛 |
ピンク | 乙女の恋、私を想って |
赤 | 思い出 |
オレンジ | 天真爛漫、純粋 |
黄色 | ささやかなしあわせ |
白 | あどけない愛、純粋、律儀 |
特徴③エディブルフラワーとしても人気
色あざやかでかわいらしいビオラは、食べられる花「エディブルフラワー」の定番でもあります。香りも味も繊細で、主張が激しくないので、料理にもスイーツにもあわせやすいのが魅力です。シンプルなサラダやケーキでも、カラフルなビオラが飾りつけられていると、一気に華やかでおしゃれな雰囲気になりますね。製菓材料のお店や通信販売で、簡単に入手することが可能ですよ。
ビオラの育て方
ビオラは病気や害虫にも強く、ガーデニング初心者にも扱いやすい花です。秋~初夏の長い期間で開花を続け、美しい花で楽しませてくれますよ。育て方によって花付きが変わるので、コツを掴んでたくさんの花を咲かせたいですね。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、ポイントごとに解説します。
育て方①栽培環境
ビオラは庭植え・鉢植えのいずれでも育てられます。花付きをよくするためには、日照量が重要です。風通しと日あたりのよい、明るい場所で管理しましょう。日光にあたらずに育つと、徒長して病害虫の被害にあいやすくなります。ただし種から育てているときには、発芽するまでは日陰に置くほうが安心です。
育て方②水やり・肥料
ビオラの水やりは、午前中に行います。午後に水を与えると土が乾かないうちに夜になり、株や根を冷やしすぎてしまうからです。庭植えの場合は、極端に乾燥しているとき以外は自然に降る雨に任せても構いません。鉢植えは表土が乾いたのを確認して、たっぷりと水を与えてくださいね。肥料は植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を与えます。開花が盛んになってきたら、1週間に1回のペースで、薄めた液体肥料を追肥しましょう。
育て方③植え付け・植え替え
ビオラは種まきと苗植えの2通りの育て方があります。ポット苗を購入した場合は、できるだけすぐに定植場所に植え付けましょう。時期は10月~11月がおすすめです。寒い冬を越えて開花する株は春植えよりも丈夫で、こんもりとよく茂りますよ。根の先を指で軽くほぐしてから植えると、活着がよくなります。また、一年草のため、植え替えの作業は不要です。
育て方④花がら摘み
ビオラは長い期間、次々と花を咲かせる植物です。終わった花はこまめに摘み取り、新しい花芽への栄養を温存できるようにしましょう。枯れた花を放置しておくと、種の生成に栄養が取られ、ほかの花が弱ってしまいますよ。花茎のつけ根から、ねじり切るようにすると簡単です。
12月18日の誕生花(ビオラ以外)
ビオラ以外にも、12月18日の誕生花はいくつもあります。清涼感のある花も美しいハーブの「セージ」や、神秘的な花姿が印象的な「アングレカム」も、今日の誕生花のひとつです。それぞれの特徴や花言葉について、順番に見ていきましょう。どちらもネガティブな花言葉は持たないので、ギフトとして贈りたいときにも安心です。
12月18日の誕生花①セージ
セージは地中海原産のハーブで、サルビアの近縁種です。古くから薬効に富む植物として、人々の生活に深く関わってきました。開花期は5月~7月で、ブルーや紫などの涼しげな花を咲かせます。「幸福な家庭」「家庭的」「燃えるような恋」「尊敬」など、花言葉の印象はさまざまです。恋人だけでなく、家族や先輩などへのギフトにもぴったりですね。
12月18日の誕生花②アングレカム
アングレカムはラン科の植物のひとつです。純白の清楚な花と、やわらかな甘い香りを持ちます。温暖なマダガスカルが原産なので、日本の環境での栽培はやや難易度が高いでしょう。花言葉は「祈り」「いつまでも一緒に」「永遠にあなたと一緒」など、神聖な雰囲気のフレーズが並びました。生花の流通は少ないですが、モチーフにしたアクセサリーや雑貨をギフトにしても素敵ですね。
12月18日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日、この日に生まれた有名人など、12月18日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日の志賀潔(しが きよし)は、仙台市出身の細菌学者です。感染症である「赤痢」の原因となる赤痢菌を発見したことでも知られています。日本人研究者で唯一、病原細菌の名前となった人物です。
12月18日の誕生石
12月18日の誕生石は「グリーンルチルクォーツ」です。水晶(クォーツ)にトルマリンやアクチノライトなどの鉱物が内包されたものを指し、森林を思わせるやわらかなグリーンが目を引きます。アクセサリーとしての流通量はあまり多くなく、希少価値が高いため特別なギフトにおすすめです。肌馴染みのよい色合いで、年齢を問わず身につけられますよ。
12月18日生まれの有名人
12月18日生まれ(星座はいて座)の有名人には、以下のような人々がいます。設楽啓太さん・悠太さんは、双子の陸上競技選手です。東洋大学に在学中、兄弟揃って出場した箱根駅伝での活躍でも知られていますね。
- 志賀潔(細菌学者)
- 設楽啓太さん(陸上競技選手)
- 設楽悠太さん(陸上競技選手)
12月18日の出来事・記念日
東京駅完成記念日
12月18日は「東京駅完成記念日」です。1914年、東京駅の完成式が行われたことにちなみます。工事は1908年に始まり、6年半もの歳月がかかりました。クラシックなデザインの駅舎は、東京のランドマークとしても人気ですね。開業は2日後の12月20日。これによって、東海道本線の起点が、新橋駅から東京駅へと移されました。
育てやすいビオラは「花壇の女王」
ビオラは1年の半分以上の期間で花を咲かせます。冬場の花の少なくなる時期にもさまざまな花色を選べるので、花壇や鉢植えに欠かせない花です。その便利さから、「花壇の女王」という異名でも呼ばれていますよ。切り花としても人気があり、バスケットアレンジやブーケなどは、ちょっとしたプレゼントにも最適です。花色ごとに花言葉が変わるのも、選ぶ楽しみがありますね。
出典:写真AC