8月27日の誕生花は?
8月27日の誕生花は「タンジー」
キク科の多年草、タンジーが8月27日(8/27)の誕生花です。ほっそりとした花茎の先端にボタンのようにコロンとした形の花を咲かせます。栽培に適した土地であれば、開花期には100cmを超える草丈になることもありますよ。花壇の奥に配置し、立体感を演出するのにおすすめの花です。ヨモギに似たさわやかな香りは、防虫にも役立ちます。
名前 | タンジー |
別名 | ヨモギギク(蓬菊) |
園芸分類・形態 | ハーブ・多年草 |
原産地 | ヨーロッパ、中央アジア |
開花の時期 | 8月~9月 |
花の色 | 黄色 |
暑さ / 寒さ | 強い / 強い |
特徴 | 香りがある、コンパニオンプランツに向く |
タンジーの特徴3選
まずはタンジーの特徴について見ていきましょう。タンジーという花名は、花持ちのよさにちなんだギリシャ語が語源になっています。愛らしい花姿やさわやかな香りを楽しむほか、防虫や染料などの用途でも使われるハーブですよ。花言葉も、その性質からイメージされた凛々しい印象のフレーズがつけられています。
特徴①名前の語源はギリシャ語
タンジー(Tansy)という名前は、ギリシャ語の「アタナシア(athanasia)」が語源です。これは不死を意味する単語で、タンジーの花持ちのよさにちなんで名付けられました。また、ヨモギに似た香りがあることや、ヨモギのように舌状花がないことから、日本では「ヨモギギク(蓬菊)」という名前でも親しまれていますよ。
ボタ爺
特徴②凛々しい雰囲気の花言葉
タンジーの花言葉は「あなたとの戦いを宣言する」「抵抗」です。これらはタンジーが西洋で古くから、虫よけとして使われてきたことにちなんでいます。虫を寄せつけない性質に、相手に屈しない姿を重ねあわせたものでしょう。格好よいフレーズですが、ギフトとして贈るときには注意が必要です。
特徴③観賞以外の楽しみ方も
タンジーは、花を眺めて楽しむ以外にもいろいろな使い方がある花です。前述のようにヨモギに似た香りに防虫効果があるので、ペットのベッド下にまいたり、果樹のまわりに植えたりするといいでしょう。また、染色用のハーブとしても有名で、絹やウールの染料になります。花を使うと黄色に、茎や葉を使うとくすんだ緑色に染まりますよ。
タンジーの育て方
続いて、タンジーの栽培方法を解説します。タンジーは強健で育てやすい、初心者ガーデナーにもおすすめのハーブです。基本のポイントを押さえれば、毎年かわいらしい花を咲かせてくれますよ。成長が非常に早いのが特徴です。短期間でほかの植物を圧倒してしまうため、寄せ植えには向きません。
育て方①栽培環境
タンジーは日なた~半日陰での栽培に適しています。生育が旺盛で地下茎で広がっていくので、庭植えで育てたほうがいいでしょう。鉢植えの場合は、開花期に草丈が高くなることを見越して、大きめの鉢を使うのがおすすめです。土質は選びませんが、水はけがよくやや湿り気のある土を使うと育ちがよくなりますよ。
育て方②水やり・肥料
タンジーを庭植えで育てる場合、水やりはほとんど必要ありません。基本的には自然に降る雨に任せて、極端に乾燥したときだけ与えれば十分でしょう。ただし水切れは生育不良や葉や花の収穫量の減少につながるので、観察は怠らないでくださいね。肥料は庭植え・鉢植えいずれの場合も、緩効性肥料を元肥として施します。
育て方③植え付け・植え替え
タンジーは市販されている草花用培養土が利用できます。赤玉土と腐葉土を配合したものでもいいでしょう。開花期に背が高くなることを見越して、庭植えの場合は花壇の奥のほうに配置します。頑強でよく増える花なので、鉢植えは1年ごと、庭植えでも3年~5年に1回は植え替えましょう。同じタイミングで株分けもすると効率的ですよ。
舌状花(ぜつじょうか)とは、花弁の先端が広がって、まるで舌のような形になっている花のこと。キク科の植物に多く、ヒマワリやタンポポに見られるぞ。