7月7日の誕生花は?
7月7日の誕生花は「ヒオウギ」
中型~大型の宿根草に分類されるヒオウギが、7月7日(7/7)の誕生花です。あざやかな色を持つ花はもちろん、ダイナミックな草姿から、庭植えや生け花の材料として親しまれています。朝開いた花が夕方にはしぼんでしまう「一日花」という性質を持っていますが、次々と開花し続けるため退屈することはありません。種がしばらく落ちずに花についたままでいるようすもユニークで、アレンジメントにも人気があります。
名前 | ヒオウギ(檜扇) |
別名 | カラスオウギ(烏扇) |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島、インド |
開花の時期 | 7月~8月 |
花の色 | オレンジ、黄色、ピンク、赤など |
暑さ / 寒さ | 強い / 強い |
特徴 | 落葉性、開花期が短い |
ヒオウギの特徴3選
まずはヒオウギの特徴のなかから、「名前の由来」「花言葉」「歴史」についてご紹介します。ヒオウギの黒い種は「ぬばたま」と呼ばれ、和歌の枕詞にもなっています。日本最古の歌集である「万葉集」にも登場していることから、その歴史は1200年以上です。平安時代から変わらずに咲いている花だと思うと、雄大な気持ちになりませんか。
特徴①名前の由来は扇
「ヒオウギ(檜扇)」とは平安時代ごろ、宮中で位の高い人が顔を隠すために用いた、檜(ヒノキ)の薄板を用いて作った扇のことです。この扇を開いたときのようすとヒオウギの葉がよく似ているため、この花にヒオウギという名前がつけられました。別名のカラスオウギは、種の色がカラスのように黒いことにちなんでいます。
特徴②ギフトにも向いた花言葉
ヒオウギの花言葉は「誠実」と「個性美」です。生け花にも使われるヒオウギの凛とした趣から、誠実さや際立った個性をイメージしたものでしょう。どちらもポジティブな花言葉で、ギフトで贈るのにも向いていますね。和風のアレンジメントにも似合う花です。めずらしいフラワーギフトとして、普段から花を飾る習慣がある人にもおすすめですよ。
特徴③古くから愛されてきた歴史
ヒオウギと日本人との歴史は長く、特に京都府では夏の大祭「祇園祭」に欠かせない花として有名です。種は古い言葉で「ぬばたま」とも呼ばれ、「黒」や「夜」にかかる枕詞(まくらことば)として、多くの和歌に登場します。そのほか、ヒオウギの種の形をした和菓子も作られていることなどからも、昔から人々に愛されてきた歴史がうかがえますね。