誕生花とは
誕生花は生まれた月日にちなんだ花のことで、365日すべての日に存在します。会話のきっかけやギフトの際の花材選びに、ぜひ活用してみてくださいね。ここからは1月1日~31日の誕生花を、特徴や花言葉とあわせてそれぞれご紹介します。ガーデニング向きのものから栽培が少し難しいものまで、バリエーションもさまざまです。
1月1日~1月7日の誕生花
1月1日の誕生花:スノードロップ
スノードロップはうつむくように咲く純白の花と、先端にあるグリーンのドット模様が可憐な花です。開花期は2月~3月で、春を告げる花として人気があります。日本ではマツユキソウ(待雪草)とも呼ばれていますよ。「希望」「なぐさめ」という優しい花言葉も、スノードロップの花姿にぴったりですね。
1月2日の誕生花:シンビジウム
1月2日の誕生花であるシンビジウムは洋ランの一種です。ランの中でも丈夫な性質を持つことが特徴で、初心者でも扱いやすいランです。12月~4月と開花期も長く、季節をまたいで花を咲かせ続けます。ピンクやオレンジ、紫など、カラーバリエーションも豊富ですよ。花言葉は「飾らない心」「華やかな恋」「素朴」です。
1月3日の誕生花:サフラン
香辛料として知られるサフランは、もともと染料や薬として栽培されていました。紫色の花が美しく、現在は観賞用としても育てられています。花言葉は「歓喜」「過度を慎め」です。注意を促すようなフレーズは、かつてサフランが人を酔わせ、脳や神経に悪い影響を及ぼすと考えられていたことにちなんでいます。
1月4日の誕生花:シネラリア
シネラリアはカナリア諸島を原産とするキク科の植物で、冬~春にかけての室内鉢花として人気です。あざやかな花色や「いつも元気」「喜び」といった花言葉はとても明るい雰囲気ですが、シネラリアやサイネリアといった花名が「死」や「災」を連想させるため、あまりギフトには向きません。
1月5日の誕生花:ユキワリソウ
日本に自生する山野草であるユキワリソウ(雪割草)は名前のとおり、早春に雪を割るように花を咲かせるたくましい花です。花弁に見える部分は萼(がく)片で、実際には花弁がないのが特徴です。「あなたを信じる」「期待」「少年時代の希望」などの花言葉は、可憐でひたむきな花姿によく似合いますね。
1月6日の誕生花:スミレ
日本各地に自生する素朴な花、スミレ(菫)は、スモウトリグサ(相撲取草)というユニークな別名も持ちます。のどかな春の風にそよぐようすは、とても可憐でかわいらしいですね。花言葉は「謙虚」「誠実」「田園の幸福」など、ギフト向きのものが揃いました。
1月7日の誕生花:ハボタン
ハボタンはヨーロッパ原産のカラーリーフです。寒くなるにつれ色づいていく葉が特徴で、正月飾りとしても人気があります。重なり合った美しい葉は、まさにボタンの花のようですね。花言葉は「祝福」「愛を包む」など、大切な人に贈りたくなるようなフレーズです。
1月8日~1月14日の誕生花
1月8日の誕生花:モクレン
中国を原産とするモクレン(木蓮)は、庭木として高い人気を誇ります。柑橘系の甘い香りも特徴で、香水の香料にも使われていますよ。「自然への愛」「持続性」「崇高」といったスケールの大きな花言葉は、恋人だけでなく友人や家族へのお祝いのギフトにもぴったりですね。
1月9日の誕生花:ヒトリシズカ
ヒトリシズカは素朴な野趣が魅力的な山野草です。源義経の愛した女性、静御前にちなんでその名前がつけられました。義経と静御前の悲恋にちなんだ花言葉も、「愛にこたえて」「隠された美」と少しさみしげな雰囲気です。アレンジメントや盆栽仕立ては、いじらしい印象のギフトになりますね。
1月10日の誕生花:レンギョウ
春の訪れを告げるあざやかな黄色い花がレンギョウの魅力です。枝先いっぱいに花をつけるようすがにぎやかで、アレンジメントや庭木はもちろん、盆栽仕立てにも向いています。ヨーロッパでは日本におけるサクラのような存在といわれ、街路樹にもよく使われる花木ですよ。花言葉は「期待」「集中力」「希望」です。
1月11日の誕生花:黄色のフリージア
甘い香りで人気のフリージアのうち、黄色のものが1月11日の誕生花です。切り花やアレンジメントとしての人気が高いため、生花店では一年を通して取り扱いがあります。花言葉は「純粋」「親愛の情」という、明るいフレーズが並びました。そのほかの花色の花言葉は、「あこがれ(紫)」「あどけなさ(白)」などです。
1月12日の誕生花:スイートアリッサム
可憐な小花をまとまって咲かせるスイートアリッサムは、花壇の縁取りやグランドカバーに人気です。やわらかく甘い香りも特徴的で、花束やアレンジメントなどのギフトにも活躍しますよ。花言葉は「優美」「美しさに勝る価値」。カラーバリエーションも豊富で、赤やピンク、オレンジに紫など多彩です。
1月13日の誕生花:ユーカリ
コアラの食べる葉としておなじみのユーカリは、800種類以上もの仲間を持つといわれる樹木です。あまり印象は強くないものの、赤や白、オレンジなどのふわふわとした花を咲かせます。「新生」「再生」といった力強い花言葉は、ユーカリの丈夫な性質にちなんだものですよ。
1月14日の誕生花:キャットテール
ふさふさとした花がまさに猫のしっぽのようなユニークな花がキャットテールです。西インド諸島が原産地で、日本でもガーデニングシーンで人気があります。特徴的な花姿は、ギフトでもよいアクセントになりますよ。花言葉も「陽気」「上機嫌」と、ポジティブで楽しくなるようなフレーズばかりです。