夏植え球根11選！春咲き・秋咲きなど開花時期別に人気品種を紹介！

チューリップは代表的な球根植物です。チューリップは初心者でも育てやすく、種類や花色も多彩で、花壇や鉢植えとしておすすめの植物です。球根に人工的に冬を体験させ、開花時期を2月に早めた冬咲きチューリップも近年登場しています。

長く改良されてきた歴史を持つチューリップは、数え切れないほどの品種があり、毎年、新しいものも追加されています。園芸種では「トライアンフ系」「ダーウィンハイブリッド系」の品種がポピュラーです。また、野生種の原種系チューリップもあり、これらは草丈が小さく、植えっぱなしもできる丈夫なものです。原種系では「トルケスタニカ」や「リニフォリア」などが知られています。

球根アイリスの仲間は丈夫で耐寒性もあり、植えっぱなしもできて育てやすい球根植物です。アヤメの仲間で、可憐な花をいっせいにつける性質があり、庭や鉢をにぎやかに彩ります。

球根アイリスの種類はオランダで改良された「ダッチアイリス」が、日本ではよく知られています。ミニアイリスは「レティキュラータ」という品種が有名です。ほかにも寒さに強いイングリッシュアイリスがあります。

ブドウヒヤシンスの名でも知られるムスカリは耐寒性も強く、植えっぱなしでも毎年花を咲かせる丈夫な球根植物です。球根を複数植えて群植させると見栄えをよくできます。

代表的な品種として「アルメニアカム」と「ボトリオイデス」が知られています。ほかにもピンクの花を持つ「ピンクサンライズ」、羽毛状の花を持つ「プルモーサム」などもあります。

スイセンは、丈夫で栽培が簡単です。種類が多く、植えっぱなしもできる、ガーデニングに欠かせない球根植物です。スイセンは希望の象徴ともされ、薬用に用いられるなど、人との関りの長い歴史を持っています。

スイセンには数え切れないほどの園芸品種があり、開花している期間も冬咲きから、春咲きまであります。その中で「二ホンズイセン」は野生化しているくらい日本に定着している植物です。ほかにも「ラッパズイセン」なども知られています。原種スイセンの中には「ペチコートスイセン」と呼ばれるものもあり、とてもかわいらしいと人気を集めています。

スノーフレークはベルのような形の、スズラン似た花を咲かせます。栽培も簡単で、暑さや寒さに強く、初心者でも育てやすい球根植物です。植えっぱなしでも問題なく、自然に球根が増えていきます。

一般的に見かけられるスノーフレークの品種には「アエスティブム」や、花のやや大きい「グレヴィティー・ジャイアント」があります。また秋咲きの「オータムナーレ」という種類のスノーフレークもガーデニングで人気です。

暑い夏にも、ガーデニングを楽しむことは可能です。開花時期を心待ちにしながら、球根を植えましょう。庭や鉢に球根を植え付ける前にレイアウトを図にすると、花が咲いたときのことを想像できます。どれを植えようか迷ったときは、理想の庭や花鉢を描いてみましょう。