ブロック塀の積み上げ方・固定方法！DIYでおしゃれに仕上げるコツを紹介

「庭にウッドデッキを作る」「庭の1部に駐車スペースを作る」などの場合は、コンクリートブロックで土留めをする方法がおすすめです。簡単な土留めであればDIY初心者や女性でもできますが、ブロックを高く積み上げる土留めの場合はブロック塀と同じく基礎工事が必要ですし、高さなどは建築基準法が関係します。

土留めのやり方はブロック塀の基本的なやり方と同じですが、土留めの場合は土圧がかかるため、通常のブロック塀よりもさらに強度を意識しなければいけません。そのため一定間隔で控壁を作り、控壁と土留めのブロックの鉄筋はしっかりとつないで固定します。

土圧がかかりにくい花壇の土留めは、一般的なブロックではなく園芸用の土留めブロックを使うアイデアがおすすめです。園芸用土留めブロックは素材や種類も豊富なので、作りたいイメージにあわせて素材を選んで積むだけでおしゃれに見えますし、アイデア次第でいろいろな大きさや形の花壇が作れます。

材料に花壇タイルを使うのが、簡単にDIYできてお金の節約もできるおすすめの土留めアイデアです。花壇タイルはホームセンターの園芸コーナーで販売しており、販売店によっては1枚100円以下で販売されることもあります。さらに形や重さもバリエーションが豊富なので、アイデア次第でいろいろな形の花壇が作れます。

コンクリートのブロックは素材や製法によって重量が違いますが、何かのはずみで落下すれば大事故につながります。そのためDIYでブロック塀や土留めを作る場合も、ブロックが落下しないようにしっかり固定することが重要です。ブロックの固定方法には簡単なものもありますが、安全のためにも確実な方法を選んでください。

基本的な固定方法は、1段目のブロックを並べたら隙間と上部に充てんモルタルを流し込み、2段目のブロックを重ねます。流し込んだモルタルの量が多いとブロックを重ねたときに目地からモルタルがはみ出てきますが、足りないとしっかり固定できないので、最初ははみ出す程度にモルタルを塗り、後からはみ出した部分をきれいに拭きとりましょう。

目地を埋めるのに使うモルタルは、アイデア次第でおしゃれなアイテムになります。コストを抑えるために化粧なしの基本ブロックを使うと無機質なブロック塀になりますが、全体にモルタルを塗るアイデアなら、ブロックをしっかり固定しつつ無機質なブロック塀がおしゃれに見えます。

ブロック塀の固定にはブロックの隙間もモルタルで埋める必要がありますが、ブロック塀の一部をモルタルブロックにするアイデアを使えば、モルタルの購入費用を抑えつつおしゃれに見せることができます。モルタルブロックは簡単にDIYできますし、固定用の余ったモルタルもすべて使い切れるので一石二鳥です。

ブロック塀のDIYは、高さが低いものであれば初心者でも簡単にできます。ブロック塀に適した材料も種類が豊富ですし、アイデア次第で無機質なブロック塀が簡単におしゃれになります。ただしブロック塀づくりには法律で基準が定められているので、気になる場合は専門家に相談してから作業を始めるのがおすすめです。