ブロック塀のDIY法【基礎固め編】
ブロック塀の基礎固めは、どのような目的でブロック塀をDIYするのかによって変わります。防犯・防風・防火などの目的でブロック塀を設置する場合は、ブロック塀が倒壊することのないように強固な基礎固めが必要です。ただし庭づくりとしてブロック塀を作る場合は、見た目のおしゃれを重視しても問題ありません。
①基本的な基礎固め
ブロック塀の基礎固めは強度を確保するために、ブロックを積む高さに関係なくI型ではなくT型で設置します。土を掘る深さはブロックを積む高さなどで変わりますが、最低でも地下40cm以上掘り底面を固く締めます。締め終わったら逆T字部分のブロックを入れ、地表と基礎底面の間隔が35cm以上あることを確認します。
②1段目しか積み上げない場合の基礎固め
地表にブロックの1段目しか出さない場合でも、基礎固めは必要です。ただし1段目しか地表に出さない方法はブロック塀の強度を上げなくても問題がないので、基礎固めはI型にします。ブロック1段目の高さに15cm加えた長さの穴を掘り、基礎の底面を足で踏みならして水平にしてから基礎用のブロックをI字型に入れます。
③おしゃれなのにお金をかけないアイデア
基礎固めは基礎底面にブロックをならべて土台を作りますが、ブロックを高く積む場合は鉄骨や生コンクリートなどで固めるため丈夫なブロックが必要です。ただし基礎部分のブロックは見えないので、化粧ありブロックや透かしブロックではなく、安くて丈夫な化粧なしの基本ブロックを使うと費用が抑えられます。
化粧なしブロックと化粧ありブロックの違い
ブロック塀に使われるコンクリートブロックは、大きく分けると「化粧あり」「化粧なし」の2種類に分かれます。街中でよく見かける一般的なブロックは化粧なしブロックで、値段は安いですが無機質な印象に見えます。化粧ありは表面に加工があるのでそのままでもおしゃれに見えますが、化粧なしと比べると値段が高いです。
ブロック塀のDIY法【積み方編】
ブロック塀の積み方は、ブロックを積む高さによって変わります。高さがあるブロック塀ほど強度と安全性の高さが求められるため、専門知識がないのに背丈を超える高さのブロック塀をDIYするのはおすすめしません。ただし庭造りの一環としてブロック塀をDIYするなら、積み方の基本がきちんと理解できていればOKです。
①基本的なブロック塀の積み方
ブロック塀を作るときの積み方は、鉄筋で縦方向・横方向に支柱をたてます。支柱の本数はブロックを積む数・積み上げる高さ・ブロックの厚みによって建築基準法で定められています。基準に従って支柱をたてたらコンクリートで固定しましょう。コンクリートが乾いて支柱が完全に固定できたら、下から順に積み上げていきます。
②おしゃれな積み方
ブロックを積むのが(地表に出ている部分)1段目または2段目までなら、おしゃれな透かしブロックを使うとおしゃれです。積むコツは特にいりませんが模様次第で無機質なブロック塀がおしゃれに変身しますし、好きな色にペイントをすればさらにおしゃれなブロック塀ができます。
③おしゃれなのにお金をかけないアイデア
透かしブロックを塀の上部に使う方法は昔からありますが、最近の透かしブロックはいろいろな模様があるので、模様を選ぶだけで無機質なブロック塀がおしゃれになります。ただし透かしブロックは化粧ありブロックよりも値段が高いので、アクセントにしたい部分を1か所に絞るのがおしゃれなのに安く仕上げるコツです。
化粧なしブロックでも強度が低い透かしブロックは基礎固め用にむかない。